瀬戸内海航路
東西に約500km、本州・四国・九州に囲まれた内海である瀬戸内海。数千もの島があると言われ、その美しさを"多島美"とよばれます。工業地帯へ向かう30万トンクラスの原油タンカーや大型貨物船から、島々を行き交う小型フェリーや小さな漁船など、産業と地域の生活が同居している海でもあります。
瀬戸内海の夜行フェリーは、大阪・神戸発着を中心に九州・四国をつないでいます。穏やかで揺れず、携帯電話の電波も入りやすく、夜行フェリーが初めての方にもおすすめです。
北九州〜関西のフェリー
大阪・神戸から九州への夜行フェリーのメイン航路です。瀬戸内海を東西に横断します。便数も多く2社で1日4往復もあり、他の航路より価格も安くなっています。連絡バスで移動できるJR小倉駅からは新幹線で福岡市の博多駅まで15分、熊本まで49分という近さで九州内でのアクセスの良さも特徴です。就航しているのは1万5000トンクラスの大型フェリーで、航行するのは瀬戸内海のため、ほぼ揺れることもなく船酔いの心配も全くありません。
阪九フェリー
新門司(福岡県)~神戸【夜行便】
「せっつ」
「やまと」

乗船記(2024年5月 / 2023年1月 / 2022年6月 / 2021年10月 / 2021年3月 / 2020年6月))
阪九フェリー
新門司(福岡県)~泉大津(大阪府)【夜行便】
「いずみ」
「ひびき」

乗船記(2021年10月 / 2019年12月 / 2019年12月 / 2018年12月 / 2018年7月デイクルーズ / 2015年12月 / 2015年6月 / 2015年2月)
名門大洋フェリー
新門司(福岡県)~大阪南港【夜行便】
「フェリーきょうと」
「フェリーふくおか」

乗船記(2024年2月 / 2022年12月 / 2022年8月 / 2022年5月)
名門大洋フェリー
新門司(福岡県)~大阪南港【夜行便】
「フェリーおおさかⅡ」
「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」

乗船記(2020年1月/ 2019年3月 / 2018年7月 / 2018年1月 / 2017年12月 / 2015年9月)
大分〜関西のフェリー
大分〜関西のフェリー航路は、瀬戸内海を東西に横断し、陸路を走るよりも効率的に大分県と移動できます。車を載せない客船の時代からの歴史があります。別府港・大分港からは別府温泉や阿蘇方面への車での移動に便利で、関西からは特に車での観光に向いている航路です。
商船三井さんふらわあ
別府(大分県)~大阪【夜行便】
「さんふらわあ くれない」
「さんふらわあ むらさき」

乗船記(2023年2月)
商船三井さんふらわあ
大分~神戸【夜行便】
「さんふらわあ ごーるど」
「さんふらわあ ぱーる」

乗船記(2015年9月)
四国〜関西のフェリー
関西から四国まで、瀬戸内海を利用して寝ている間にも移動できますが、一番長い大阪〜東予でも航行時間な8時間しか無いため、九州航路に比べると設備は簡素なものが多くなっています。昼間便が中心になる高松〜神戸航路は夜行フェリーの設備ではなく、短距離フェリーのような設備になります。
オレンジフェリー
東予(愛媛県)~大阪南港【夜行便】
「おれんじ えひめ」
「おれんじ おおさか」

乗船記(2024年2月 / 2023年6月 / 2022年10月 / 2019年9月 / 2018年11月)
オレンジフェリー
新居浜(愛媛県)~神戸【昼間便/夜行便】
「おれんじホープ」
ジャンボフェリー
高松〜小豆島~神戸【昼間便/夜行便】
「あおい」
乗船記(2022年10月)
ジャンボフェリー
高松〜小豆島~神戸【昼間便/夜行便】
「りつりん2」
乗船記(2016年5月 / 2014年5月)
九州〜四国のフェリー
九州〜四国にも夜行フェリーが北九州(小倉)から愛媛県の松山まであります。航路距離が短く、7時間しかないため睡眠時間はやや短くなります。この航路は、関門海峡の関門橋の下を潜る唯一の国内航路です。
松山小倉フェリー
小倉(福岡県)~松山【夜行便】
「フェリーくるしま」
乗船記(2017年1月)
大阪〜志布志、神戸〜宮崎、北九州〜徳島〜東京など、瀬戸内海以外の航路については、それぞれのページ(北海道航路四国・九州(太平洋)航路沖縄離島航路)で紹介しています。