名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」乗船記

新門司(北九州)大阪南港
乗船時期:
  • 年始の平日に名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」で福岡県北九州市の新門司港から大阪南港まで乗船しました。2019〜2020年の冬は暖冬で年始の時期でもあまり寒くなく、デッキでもゆっくりとできる船旅になりました。
  • 車がなく徒歩での乗船でしたのでJR小倉駅からの無料の連絡バスに乗車しました。名門大洋フェリーと書かれた大型バスが小倉駅北口で待っています。途中に門司駅にも寄っていきます。名門大洋フェリーの連絡バスは北九州市に委託しているようです。(阪九フェリーは西鉄バスでした)
  • 19:20過ぎに新門司港のフェリーターミナルに到着。フェリーターミナルに到着すると乗船手続きですが、事前にネット予約してQRコードを取得している場合は、チケットカウンターでの手続きが不要になります。チケットカウンターの列に並ぶことなくスマホ1つで乗船口に向かいます。阪九フェリーではネット予約でもチケットカウンターに並ぶ必要がありますが、代わりに個室のカードキーはチケットカウンターで渡され、船内ではそのまま客室にいけます。名門大洋フェリーではチケットカウンターには並ばなくていいですが、船内で個室の鍵を受け取ります。どちらも一長一短ですが、後者のほうが待ち時間は少ないです。
    新門司フェリーターミナルについて
  • フェリーきたきゅうしゅうⅡの船内図です。3層に分かれていて、乗船口のある6階は大部屋とパブリックスペース、7階に様々な客室があって、8階がスイートやデラックスなどの客室になっています。
  • 「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」の船内は、寒色系の色になっているので、清潔感がある反面冷たくも感じます。写真の風景は門司港レトロの街並みです。
  • 船内の通路も寒色系の色が多くなっています。
  • 今回利用したの「ファーストB 和洋室」(2〜3名)です。ベッドがありますが和室扱いで部屋の入口で靴を脱ぎます。初めての利用でしたが、使い勝手がよくとても快適な部屋でした。窓際のベッドは、ベッドに座ると外の景色をそのまま見ることもできます。
  • 幅80cmのシングルベッドが2つと、畳の場所に布団を敷くことで3名にもできるようになっています。
  • 洗面台と玄関部分が別部屋にもなっていて遮音性もあります。
  • この日は珍しく車両の積み込みに少し時間がかかっていて、定刻でも最後のトラックの積み込みが行われていました。上部の車両甲板はデッキからよく見えます。
  • 定刻の19:50から5分遅れで離岸出港しました。船尾を少し離した状態で、船尾の位置はほぼ変わらず、船首だけをスラスターで反時計回りに180度回頭していきます。
  • 船内には売店がありお土産や飲料などが売っています。阪九フェリーと比べると少し品数は少なめの印象です。
  • 売店がオープンしていない時間帯も利用できるのが自動販売機。船内数カ所にありますが、メインはエントランス横にあって、飲料以外にもカップ麺、冷凍食品、アイスクリームもあります。
  • 船内のポスターによると、船内のwifiを使ってスマホで漫画を読めるサービスを開始したようです。同様のサービスはフェリーさんふらわあの志布志航路でも見かけました。イントラ内の通信で陸上との通信を必要としないので、電波の悪い海域でも利用できるのが特徴です。
  • 船内には持ち込んだ弁当などを食べることができるスペースも少しあり、乗船直後は食事をしている人がよくいます。夕食の時間帯は競争率が高くなります。
    この日は、出港したらお風呂に入って早めに寝ました。
  • 雨が降ったりやんだりする天気でしたが、翌朝7時にデッキに出ると、明石海峡近くの播磨灘から朝焼けが見えました。明石海峡が近くなりデッキにも人が増えてきます。1月とはいっても暖冬であまり寒くありませんでした。
  • 雨が降っている生憎の天気でも諦めなければ美しい景色を見ることができます。
  • 7:05、明石海峡大橋の下を潜りました。
  • 明石海峡大橋を潜ると、左側には神戸から明石の街並みが見えています。夜には夜景がきれいなエリアです。ここから大阪南港の入港まで約1時間。下船の準備が忙しくなります。
  • 早めに準備をしていれば、明石海峡を過ぎてからも朝食を船内のレストランで食べることができます(入港20分前まで営業)。名門大洋フェリー第2便の朝食はバイキング形式で大人750円です。
  • 8:05、船は大阪港の中に入っていきます。
  • 8:16にはバース前に到着して接岸体勢になります。
  • 隣には、愛媛県の東予港に行くオレンジフェリー「おれんじ おおさか」がいます。
  • 定刻で大阪南港に入港し下船しました。旅客は人道橋からの下船で、上部車両甲板からの車の下船準備もドアが開き始まっていました。車の出口も上下2箇所あることで、下船できる時間が早くなるようになっています。

    大阪南港フェリーターミナルについて