九州〜四国のフェリー航路

  • 航路図
  • 九州〜四国航路にも夜行フェリーが北九州(小倉)から愛媛県の松山まであります。航路距離が短く、7時間しかないため睡眠時間はやや短くなります。この航路は、関門海峡の関門橋の下を潜る唯一の国内航路です。ここでは紹介していませんが九州〜四国には、大分県〜愛媛県南予への昼間便の短距離フェリーもあります。

時刻表

九州四国会社・就航船
21:55(小倉)
(2024年7月からは隔日)
翌日05:00(松山)松山・小倉フェリー①
四国九州会社・就航船
21:55(松山)
(2024年7月からは隔日)
翌日05:00(小倉)松山・小倉フェリー①
毎日21:55に両方の港を出港し、翌朝5時に入港するダイヤです。年に2回あるドック(定期検査)の期間は、小倉発は昼過ぎに出港しその日の夜には松山港に入港する臨時ダイヤになります。
※2024年7月1日から隔日(1日おきの出港)になり、毎日の運航ではなくなると発表がありました。7月以降は、オフィシャルサイトで運航日の確認をしてください。

就航しているフェリー

フェリーくるしま
松山小倉フェリー
小倉(福岡県)~松山
①「フェリーくるしま」
「フェリーはやとも2」

1987年建造
小倉・松山フェリーの「フェリーくるしま」タイプは、関西汽船時代の1987年に建造されたフェリーで瀬戸内海の中長距離フェリーとしては最高齢になります。2019年に大規模な改修工事を行い一部客室などがリニューアルしました。夜行フェリーにしては航路の距離が短いことから18kt程度のゆっくりちした速度で航行します。

客室設備

  • 客室比較表
  • 短距離フェリーに比べれば大きいですが、他の夜行フェリーほどの大型ではないため、客室の種類も少なめになっています。バス・トイレ付きの特等A、1等Aと1等Bは2019年の改造で新設された客室ですが、違いは部屋の広さと窓の有無です。特等Bは"特等"となっていますがバス・トイレはない2段ベッドの部屋で、広いソファがあります。1名の個室はありませんが、貸切料金を支払うことで、2名部屋を使用する事ができます。
    相部屋では2段ベッドタイプの2等寝台と雑魚寝の2等があります。

船内設備

  • 設備概要比較表
  • 夜行フェリーとしては短い7時間の航海のため、船内の設備は最小限になっています。睡眠を確保すると食事をする時間がないので、レストランはありません。大浴場はあるので、汗を流すことはできます(最近の大型フェリーのような大きな展望大浴場というよりは小さめの大浴場です)。

料金

  • 設備概要比較表
  • いくつかのパターンで料金がどれぐらいになるかを比較します。2021年9月現在の通常期(お盆や年末年始などを除く)で誰でも利用できる片道での割引で想定します。
    この航路では誰でも利用できる片道の割引はなく定価になります。雑魚寝の2等で8,100円。家族3人(大人2 子供1)で個室を利用した場合の3名合計料金は、特等Bで1部屋にした場合貸切料金含めて42,900円、2部屋に別れれば1等Bで36,300円です。
    7時間ほどの短い距離の夜行フェリーですが、地方都市の路線ということもあり距離の割には運賃は高めになっています。料金の安い北九州〜関西航路よりも高くなってしまっています。
  • 設備概要比較表
  • 乗用車を載せた場合、全長4m未満のコンパクトカーの場合、18.900円、乗用車の料金は全長によって変わります。全長4〜5mだと22,800円になります。乗用車は1名の2等料金を含んでいます。しまなみ海道経由で高速道路を走るとETC割で11,320円程度です。

    バイクの場合、750cc未満で、5,400円です。バイクは旅客料金は別途かかります。
  • フェリーターミナル

    北九州の小倉港も、四国の松山観光港も公共交通機関でのアクセスが便利な場所です。小倉港は新幹線の駅でもある小倉駅から徒歩圏内です。松山観光港は、松山市中心部からリムジンバスや伊予鉄高浜線で一日中アクセスできます。
    詳しくは、それぞれのフェリーターミナルのページをご覧ください。

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