阪九フェリー「つくし」乗船記

泉大津(大阪府)→新門司(北九州)
乗船時期:
  • 乗船した阪九フェリーの「つくし」は乗船当時(2014年)、瀬戸内海で最長の全長の大型フェリーです。今回乗船したのは、大阪府南部の泉大津港から九州の新門司港(北九州市)まで。泉大津航路はトラック重視の比較的早い時間に出港する便で泉大津を17:30に出港。大阪湾を横切って明石海峡を通過して穏やかな瀬戸内海を西に進みます。約12時間後の翌朝6時に北九州市の新門司港に到着予定です。瀬戸内海を西へ航行するフェリーの中で2番目に早くなっています。
  • 泉大津港への公共の交通手段はなく、泉大津駅から無料の連絡バスが出ています。最近加わったもう1つの方法が、大阪市の難波にあるOCATから出ているシャトルバスでこちらは410円です(南海電車で泉大津へ移動するより安い)
    この日は乗客が多くバス2台でした。(一部の団体客もこのバスを使っていたようです)
  • 渋滞もなく16:40頃にターミナルに到着。高速を降りてすぐの場所で車でのアクセスはいいです。
    窓口に並んで乗船手続き。阪九フェリーの場合、インターネット予約していれば乗船名簿を記入する必要はありません。

    泉大津港のターミナルについてはこちらをご覧ください。
  • こちらが今回乗船する「つくし」です。出航1時間前から乗船開始になっていたので、そのまま乗船。
  • 乗船して入るエントランスは3層吹き抜けになっていて綺麗です。
  • 今回乗船した客室は2等指定Aの1名部屋。シングルベッドとテーブル、洗面台がある個室です。コンセントの数が多く旅の途中の充電に役に立ちます。
    インターネット予約では左舷側と右舷側を選ばされますが、窓なしの内部屋ですので、この2つに差はありません。
  • ベッドの足元にはテレビや毛布などがあります。エアコンは個室で操作できるものですが、暖房かクーラーかは固定なので、乗船した11月下旬は何も付けなくても十分に暖かいぐらいで、冷やすことはできませんでした。
  • 出航時間が早いので、夏場であれば出港して明石海峡を通りすぎても明るい景色の中なのですが、残念ながら乗船した11月下旬は出港の頃に日没を迎えます。到着までずっと夜間航海です。
  • 船内を散策しながら出港を待ちます。
  • 右舷側にあるブロムナード。窓際で電波の状態がいいので、携帯を使うときはこの場所かデッキが比較的いいです。
  • 定刻(17:30)少し前に出港。
    泉大津港のまわりには大きな工場が多く、工場夜景になりました。
  • 出港して明石海峡までに、レストランに行きました。船の中央付近にレストランはあって席の数も多いのですが、好きなお皿を取ってレジで会計する方式。レジが1つしかなく、席は余っていたも長い行列になりました。レジを通るまでに約20分。レストランの開店が出港後なのでどうしても集中してしまうのですが、ここは残念でした。
  • レストランのメニューはこんな感じ。
  • ジンギスカン丼で900円、鶏のタタキで500円です。
  • そうしていると、出港後約1時間で明石海峡大橋を通過します。
    比較的暖かかったこの日、多くの人がデッキで見ていました。
  • 船内には売店があります。簡単なものはここで購入できます。この日は22時までの営業。
  • 自販機もありますが、陸上よりは若干(20円ほど)高いです。
  • 明石海峡を過ぎて播磨灘に入ったところでお風呂に入りました。ちなみに播磨灘付近は周りに島がなく携帯の電波が入りにくいエリアです。
    100円返却式のコインロッカーがあり、ドライヤーなども用意されています。
  • 21時過ぎには香川県高松沖に。高松の灯りが見えます。
    この辺りは島が多い備讃瀬戸と呼ばれるエリアで、航路は12ktの速度制限があるためフェリーは減速し遅く感じます。
  • 21:40頃、2つ目の橋の瀬戸大橋に。左手には坂出の工業地帯の灯りが見えます。
  • 瀬戸大橋を通過
    翌日の朝も早いので、この辺りで寝ました。早朝到着便なので23時頃にはパブリックスペースの人も少なくなりました。
  • 翌朝5時過ぎに船内放送があり、定刻入港予定とのこと。4時半ごろから船内を歩く人が多くなってきました。