阪九フェリー「つくし」乗船記

新門司(北九州)→神戸港
乗船時期:
  • 2019年の年始に阪九フェリー「つくし」で北九州の新門司港から神戸港まで乗船しました。阪九フェリーの泉大津航路は、夕方出港し早朝に入港しますが、神戸航路の週末などは比較的遅く夜に出港して朝もゆっくりなので旅客には利用しやすい時間です。今回乗船したのも20:00新門司港を出港し、神戸港に8:30に入港する便です。瀬戸内海航路で最も遅く関西に入港する便になっています。
  • 徒歩で乗船する人の送迎バスは小倉駅と門司駅からあり、小倉駅を18:40に出発します。約5分前にバスがやってきました。この日は2台で混雑してなく余裕がありました。個室は満室の便でしたが、乗用車での乗客が多いようです。
  • 新門司港阪九フェリー第1ターミナルは、御殿風の巨大なターミナルビルです。このターミナルの由来について説明が書かれていました。九州から京都・奈良に行こうということだそうです。建造された時期は、阪九フェリーだけで1日4往復体制だった便数が最も多い時期です。
  • 送迎バスが到着した直後にはチケットカウンターに列ができますが、それ以外の時間は列もなく混んでいません。インターネット予約していれば乗船名簿を記入する必要はなく事前決済をしていれば、予約番号を伝えるだけです。
  • チケットを購入すると4階の待合室に上がって乗船します。広い待合室と売店があります。
  • 4階の乗船口横のテラスから本日乗船する「つくし」が見えます。
  • 「つくし」の客室の鍵はカードキーになっていませんので、乗船してからフロントで鍵をもらいます。
    今回乗船した部屋は、1等和(3名)。絨毯敷きの部屋で、「いずみ」のデラックス和より少し狭くも感じますが、「いずみ」より料金もやや安くなります。3名分の布団を敷くと、少し余るぐらいです。船内のテレビは、デジタル放送をアナログで再配信されていて、デジタル対応前の船というのを感じました。
  • 部屋の入口には洗面台があります。
  • 20:00の定刻に新門司港を離岸出港しました。
  • 新門司港の出港では、バース前で反時計回りに回頭することもありますが、本日の出港方法は離岸後そのままバックして、名門大洋フェリーのターミナル近くで時計回りに90度回頭し出港していきます。写真の灯りは名門大洋フェリーのターミナルの灯り。
  • 船内のエントランスは3層吹き抜けになっています。上下の階段が同じ場所で接続されているので行き来がしやすいです。最新のフェリーと比べるとやや狭く感じます。
  • 階段のほかにエレベーターが1基あります。
  • エントランス
  • パブリックスペースは、6Fレストラン横にあるプロムナードと5Fのエントランスに椅子やテーブルがあります。本船では泉大津航路の「いずみ」と違い、レストラン営業後のレストランスペースの開放は行われていませんので混雑する便ではやや手狭になります。
  • 本船の船内図です。旅客フロアは5F〜7Fの3層です。乗船口は5Fにあり2等などはこのフロア。レストランは6F、展望浴室は7Fになります。特等などの客室は7Fに配置されています。
  • 5Fにある売店の品揃えは多く、お土産品の他に、飲料、お菓子、日用品、オリジナルグッズなどがあります。
  • お菓子類
  • 飲料。船内には自動販売機も多く24時間購入できます。
  • 日用品
  • レストランで焼いたパンの販売もあります。朝に焼いたパンを朝食の時間の購入もでき、予約ができるようになっています。人気が高いようで次々と売れていました。