おれんじ8
オレンジフェリー(四国開発フェリー)

「おれんじ8」


2018年まで東予(愛媛県)大阪南港に就航
船名「おれんじ8」
総トン数 9,975GT
全長・全幅163.6m×25.6m
航海速力22.5kt
旅客定員750名
積載能力トラック139台
造船所今治造船今治
就航1999年7月竣工〜2018年8月引退
IMO No.9202833
「おれんじ8」は1999年に「ニューおれんじ」の代替船として就航し、2018年の「おれんじ えひめ」就航まで活躍しました。距離では中距離フェリーの分類になりますが、船内の作りが豪華で大変人気があったフェリーです。
就航当時のオレンジフェリーは昼便運航もあり、昼過ぎに大阪南港を出港し夜に新居浜・東予に入港し折り返し、早朝に大阪南港に戻るダイヤで、大阪発着でぐるっと1周するワンナイトクルーズもありました。その後、昼便の運航がなくなり、「おれんじ7」と2隻で夜行便を毎日1便運航していました。夜行フェリーにしては距離が短く8時間ほどの航海ですが、出港2時間前から乗船できホテルのように利用できます。
船のサイズは、「おれんじ7」とほぼ同じで、他のフェリーに比べて高さがあるように見えます。ギリギリ1万トンに達しない9,975トンで、瀬戸内海の大型船の基準が1万トン以上だったためかもしれません(大型船になると制限も多くなる)。2010年に法律改正があり、大型船の定義が全長160mとなり本船含め瀬戸内海の大型フェリーの多くは大型船になりました。

客室は、専用の展望浴室があるバス・トイレ付きの特別室から、相部屋の雑魚寝の2等まで揃っています。しかしながら、1名個室はありません。2等寝台は2段ベッド式です。特等室というと多くはバス・トイレ付きですが、「おれんじ8」の特等室にはバス・トイレはなく、他社での1等クラスの設備になっています。

パブリックスペースは、充実しています。客室デッキは3層ですが、最上階にガラス張りの展望ラウンジがあり瀬戸内の景色を眺めることができます。その他にも、特等室以上の区画に前方が見えるフォワードラウンジがあります。レストランも充実していて、夜遅い出港ですが遅めまで営業しています。サウナ付きの展望バスルーム、売店、パウダールームも完備されています。展望バスルームには、鍵付きのロッカーもあります。

2015年6月の乗船記
2016年5月の乗船記

発着するフェリーターミナルについては下記をご覧ください。
大阪南港フェリーターミナル
東予港オレンジフェリーターミナル
エントランス
エントランス
スカイラウンジ
スカイラウンジ
レストラン
レストラン
ラウンジ
ラウンジ
船内
船内
特別室
特別室
エントランス
エントランス
特別室
特別室
「おれんじ8」
「おれんじ8」(大阪南港)
レストラン
レストラン
船内
船内
おれんじ8
「おれんじ8」(東予港)
特等客室
特等客室
エントランス
エントランス
案内所
案内所
売店
売店
船内
船内
デッキ
デッキ
レストランメニュー
レストランメニュー
レストラン
レストラン
レストラン
レストラン
2等寝台
2等寝台