日本で新造され就航した大型フェリーの多くは、20年前後で次の新造船が就航し引退します。性能が高い日本のフェリーは、引退後すぐにスクラップになることなく、多くは海外に売られ第2、第3の人生を歩みます。
その後の人生は船によって様々。大幅に改造され元の姿が分からない船、カラーリングまでそっくりそのまま使われる船。同じ航路に長く就航できる船もあれば、様々な国を点々としたり、厳しい環境で事故や故障により廃船になる船もあります。日本に就航していた大型フェリーのごく一部のその後をまとめました。
  • 9294238「ナッチャンRera」2007〜2012年
  • 「NATCHAN RERA」(台湾船籍) 台湾〜中国や台湾国内航路
    2012年に台湾に売却、その後も英名は「NATCHAN RERA」のまま。
  • 9291523「琉球エキスプレス」2003〜2017年
  • 「ARION JEJU」(韓国船籍)韓国国内
    外見上の大きな改造はなく、済州島への韓国国内航路に就航していると思われる。
    日本で現役時代の詳細
  • 9263150「やまと」2003〜2020年
  • 「STENA NOVA」(パナマ船籍)フィリピン係留
    スウェーデンのStena ROROが購入し、フェリー会社への貸し出しが計画された。日本から回航後、マレーシアのブルネイ湾で係留。2020年7月以降のAIS受信できてなく近況不明。
    日本で現役時代の詳細
  • 9035125「さんふらわあ きりしま」1993〜2018年
  • 「DHARMA KENCANA 7」(インドネシア)インドネシア国内航路
    スラバヤを起点にインドネシア国内航路に就航している。外見上の大きな改造は行われていない模様。
    日本で現役時代の詳細
  • 9035113「さんふらわあ さつま」1993〜2018年
  • 「DHARMA FERRY 7」(インドネシア)インドネシア国内航路
    旧「さんふらわあ きりしま」同様に、スラバヤを起点に、インドネシア国内航路に就航している。外見上の大きな改造は行われていない模様。
    日本で現役時代の詳細