ジャンボフェリー「あおい」乗船記

高松神戸
乗船時期:
  • 航路図
  • 2022年10月に、四国の高松から神戸までジャンボフェリー「あおい」に乗船しました。この航路は直線距離でわずか110kmしかありません。ぎりぎり中距離フェリーに分類される距離ですが、航海時間も4時間弱で、夜行だときちんと寝る時間んはない日中のフェリーです。1日4往復の便が途中の小豆島に寄港しながら運航されています。
  • ジャンボフェリー高松港のりば
  • 高松港で香川県の島に行くフェリーの乗り場は高松駅の近くで徒歩圏内ですが、ジャンボフェリーの乗り場はそことは違い、さらに東へ行った場所にあります。高松駅から4km(車で10分)ほどの距離にあります。高松駅からフェリーの時間に合わせて連絡バス(無料)が出ています。フェリーターミナルには、航路上と前の会社でもあり、グループでもある加藤汽船の文字があります。

    ジャンボフェリー高松のりばの設備
  • ジャンボフェリー高松港のりば
  • 四国と関西を結ぶ航路として物流の需要は多く、ターミナルにはたくさんのトラックが乗船を待っています。
  • ジャンボフェリー高松港のりば
  • 高松港のフェリーターミナルはシンプルで、チケットカウンターと待合スペース、小さなカフェがあります。2022年の「あおい」就航に合わせてオンラインでの乗船券購入ができるようになり、事前にオンライン決済を済ませている場合は、QRコードが発行されてスマホで表示すればどれが乗船券になります。スマホで表示できればチケットカウンターには行く必要はありません。出港30分前の13:30頃でしたが、特に混雑はしていませんでした。
  • ジャンボフェリー高松港のりば
  • カフェのようなスペースもあります。
  • 車両甲板
  • 13:35ごろに乗船。人道橋から乗船した場所は1階で、2層ある車両甲板の上のデッキの場所になります。隣には大型トレーラーが積まれています。
  • 船内図
  • 「あおい」の船内図です。客室フロアは主に2階と3階の2フロアになっています。「あおい」の特徴として、船内を自由席エリア(色なし)・プレミアエリア(黄緑色)にわけたことで、船内の通路や客室の入口にQRコードリーダーがあり、入れる場所が制限されています。自由席の場合は、黄緑色のエリアに入れないため、船内は少し狭く感じます。
  • プレミアエリアへのゲート
  • プレミアエリアに入る場所にQRコードリーダーのゲートがあります。ちなみに、QRコードは、乗船券と指定席券で分かれていて、ここでかざすのは指定席のQRコードの方です。
  • エリア分け
  • プレミア席も数字(階数)とアルファベットでエリアに分かれています。それぞれのエリアの入口にもQRコードリーダーがあるため、立ち入ることができるのは自分の指定席があるエリアのみです。
  • QRコードリーダー
  • たとえば、2Aエリア(コンフォートリクライニング・コンパートメント)の場合は、入口に自動ドアにQRコードリーダーがあります。
  • コンフォートリクライニング
  • 2Aエリアのコンフォートリクライニングはこのような配置です。2席セットで4席ごとに通路が広くなっています。左後ろのA04〜D07が女性専用席ですが、周辺の座席と境界があるものではありません。部屋の右側にある01M〜05Mがコンパートメント席です。ガラス張りで一番前の01Mからは前が少し見えますが、右半分はカーテンなどで見えません。また、リクライニングの最前列は座ったまま前方が見えますが、右側は風のデッキがあり高めの柵で見えにくくなっていて、左側の席の方が見やすいです。指定席のエリアですが、前方のキャプテンシートや、左側にあるボックス席は誰でも(2Aエリアの人は)使用できるスペースになっています。
  • エントランス
  • 夜行の大型フェリーのような大きさはありませんが、エントランスは2層の吹き抜けでここを中心に船内を行き来できます。