フェリーさんふらわあ「さんふらわあ くれない」乗船記

大阪別府
乗船時期:
  • 別府への航路図
  • 大阪から大分県の別府まで、2023年1月に就航したフェリーさんふらわあの新造船「さんふらわあ くれない」に乗船しました。この航路は関西汽船時代からの歴史の長い航路で、フェリーになる前の客船時代からあります。大阪から温泉の別府への観光航路にもなっています。
  • トレードセンター前駅
  • フェリーさんふらわあの大阪でのフェリーターミナルは、ニュートラムのトレードセンター前駅に直結したさんふらわあターミナル(大阪)です。フェリーターミナル駅が最寄駅になる名門大洋フェリー(北九州 新門司行)・オレンジフェリー(愛媛 東予行)とは違う場所ですのでご注意ください。2つの駅の間は9分ですので、もし間違えたとしても時間に余裕があれば大丈夫な距離です。
    トレードセンター前駅の改札を出るとそのまま商業施設のアジア太平洋トレードセンター(ATC)と直結する通路があります。その通路を通ってまっすぐ行けばフェリーターミナルがあります。
  • さんふらわあくれない
  • アジア太平洋トレードセンター(ATC)の中にはいると正面に大きな「さんふらわあ くれない」の船体が見えてきます。「さんふらわあ くれない」は国内初のLNG燃料で動くフェリーです。船尾の上に大きなLNG燃料のタンクが2つ見えています。
  • さんふらわあターミナル(大阪)
  • さんふらわあターミナル(大阪)は、1つのフェリーターミナルとしての建物はなく、大きな商業施設"アジア太平洋トレードセンター"の中の1つのテナントとしてターミナルがある特殊な場所になります。そのため、フェリーターミナルとしての入口がなく、商業施設の中にチケットカウンターと待合室がそれぞれあるイメージです。チケットカウンターは目立つ場所にあります。まず入口で検温をしてから、カウンターで乗船券がもらえます。「さんふらわあ くれない」では、乗船券のQRコードが船室のルームキーになっていて、このタイミングで貰えます。
  • ガストATC店
  • チケットカウンターを出て奥の通路に待合室と乗船口があります。商業施設の中なので、専用の場所ではなく、まわりには他のテナントがあり、待合室との間にガストがあります。乗船時間まで時間があるときはここで時間調整することもできます。
  • 待合室
  • 通路の左側に乗船客専用の待合室があります。乗船開始時刻まで無料で待つことができるのはこの場所です。自販機ぐらいしかありません。この日はすでに乗船開始になっていましたので、そのまま乗船します。18:30頃に乗船開始になるようです。
  • ローソンATC ITM店
  • 待合室の向かいにローソンATC ITM店があります。ここで船内で必要なものを最後に買うことができます。待合室の場所にコンビニがあるフェリーターミナルはここぐらいかと思います。
  • さんふらわあターミナル(大阪)
  • 通路をさらに進むと、乗船口に行く長い通路になります。途中で別府航路と第2ターミナルの志布志航路(バスで第2ターミナルに移動)の分かれ道があります。第2ターミナルには直接アクセスすることはできません。
  • 人道橋
  • 乗船口は写真右側にあります。人道橋は長めです。
  • 乗船口
  • 「さんふらわあ くれない」に乗船するとまず正面に大きなディスプレイと船内図があります。乗船したフロアが6階で、6階〜8階の3デッキが客室のあるフロアです。2階〜5階が車両甲板(駐車場)になっています。
  • 船内図
  • 「さんふらわあ くれない」の船内図です。乗船した6階は左舷前方に相部屋のプライベートベッドの大きな客室が並んでいます。右舷側にある小さな個室はドライバーズルーム(トラックドライバー)です。大型化して多くのトラックを輸送できるようにしていて、ドライバーズルームも89室もあります。船内中央のアトリウム付近にはグループ和室、プライベートツイン、プライベートシングルツインがあります。部屋数は少ないです。6階後方はレストランです。
    7階は展望浴場のほか、スーペリア(内部屋)やデラックス、セミデラックスの客室、後方にはペットを客室内に連れてくることができるウイズペットルームなど。
    8階には、スイートやセミスートなどのプライベートデッキがある客室が並んでいます。
  • アトリウム
  • 船内に入った第一印象は"広い"でした。船体の前後に長い楕円形で広いスペースを確保した3層吹き抜けのアトリウムが目立ちます。船内での中心になる場所です。目的地の別府でもある温泉街をイメージさせるようなデザインになっています。
  • アトリウム
  • アトリウムの周りも広くパブリックスペースがあり大きくなった船体の余裕を感じます。
  • プロムナード
  • ソファタイプの椅子が多くなっています。「さんふらわあさつま」や「さんふらわあふらの」でも採用されている丸い窓も多いです。
  • プロムナード
  • テーブルにタッチパネルの画面が埋め込まれている場所もありました。故障防止のためかここには飲食禁止マークがあります。
  • アトリウム
  • アトリウムの天井にはさまざまな情報が表示されています。