りつりん2
松山・小倉フェリー

「フェリーくるしま」「フェリーはやとも2」

船名「フェリーくるしま」「フェリーはやとも2」
総トン数 4,277GT4,238GT
全長・全幅119.0m×21.0m
航海速力18.0kt
旅客定員756名530名
積載能力トラック73台 乗用車41台
造船所新来島どっく大西
就航1987年04月1987年09月
IMO No.86251798700448

船の概要

「フェリーくるしま」「フェリーはやとも2」は1987年当時、小倉〜松山を運航していた関西汽船によって建造されました、その後合併よってい社名がフェリーさんふらわあに変わり、大分〜関西航路を運航するフェリーさんふらわあによる運航でしたが、同社での運航は2013年3月末に終了し、2013年4月からは、使用船舶、ダイヤ、運賃などすべてを引き継ぐ形で、石崎汽船が設立した松山・小倉フェリーによって運航されています。
歴史が長く、一度は航路廃止も検討されたこともあり、船体が高齢になっていて中長距離の夜行フェリーの中で最高齢のフェリーです。船内は何度か簡単なリニューアル工事をしていますが、昔ながらのフェリーの構造になっている場所も多いです。航海時間が短いですが夜行フェリーの設備はあり、寝るだけと考えれば便利な航路です。
関門海峡を通過する唯一の国内フェリーで、2隻のうち、どちらか片方の船が年1回のドック(定期検査)期間中は1隻体制で小倉→松山は昼間に臨時ダイヤで運航されます。
フェリーくるしま
「フェリーくるしま」(関門海峡)
フェリーくるしま
「フェリーくるしま」(松山観光港)
フェリーはやとも2
「フェリーはやとも2」(松山観光港)
フェリーはやとも2
「フェリーはやとも2」(小倉港)
フェリーはやとも2
「フェリーはやとも2」(小倉港)
フェリーくるしま
「フェリーくるしま」(関門海峡)

客室

客室は前向きの窓がありバス・トイレ付きのツインルームの特等Aから、2段ベッド2つの4名個室の特等B(洗面台あり。バス・トイレ無し)、2019年のリニューアルで新設された2名個室(2段ベッド・洗面台あり)の1等A・1等B、ドミトリーのような2段ベッドの相部屋の2等寝台、雑魚寝の相部屋の2等があります。本船の2等寝台にはコンセントがありませんでしたが、2019年のリニューアルでコンセントが設置されています。
2等寝台
2等寝台
2等寝台
2等寝台
2等
2等

船内設備

船内設備は、22時出港で朝5時には到着することから最小限のものしかありません。レストランはありませんが、売店やお風呂はあります。お風呂は1980年代のフェリーに見られた上等級と2等で別れている構造で、上等級は小さな展望浴室、2等は窓なしの浴室が設置されています。利用時間は夜のみで朝は利用できません。独立したシャワールームはありません。
船内
船内
売店
売店
通路
船内の通路
自動販売機
自動販売機
車両甲板
車両甲板
冷凍食品の自販機
冷凍食品の自販機
コインロッカー
コインロッカー
貴重品ロッカー
貴重品ロッカー
エントランス
エントランス
デッキ
デッキ
デッキ
デッキ