阪九フェリー
「せっつ」「やまと」
船名 | 「せっつ」 | 「やまと」 |
総トン数 | 16,292GT | |
全長・全幅 | 195m×29.6m | |
航海速力 | 23.5kt | |
旅客定員 | 663名 | |
積載能力 | トラック277台 乗用車188台 | |
造船所 | 三菱重工業下関 | |
就航 | 2020年3月10日 | 2020年6月30日 |
IMO No. | 9860831 | 9860843 |
客室
客室は「いずみ」の客室構成を引き継いだものになっていて、デラックスシングルが28室から46室に大幅に増えた以外は同じようになっています。バス・トイレがありソファやプライベートデッキまであるロイヤル2室から、バス・トイレのあるツインのスイート、バス・トイレは個室内に無く洗面台のみのデラックス、相部屋のスタンダード(2段ベットタイプと雑魚寝の大部屋タイプ)があります。個室には洗面台があるので感染症対策をしながら個室で移動できます。船内設備
パブリックスペースは展望ロビーや露天風呂付きの大浴場から、前方の見える展望ルーム、レストラン、ショップ、カラオケルームなど瀬戸内海のフェリーでトップクラスの豊富さで、ペットルームや、キッズルーム、授乳室も完備しています。阪九フェリーのレストラン(夕食)は、カフェテリア形式で食べたい料理をトレイにとって、レジで料金を払うシステムです。1皿300〜700円ぐらいのものが並んでいて、調理済のお皿には1つずつラップがかけられていて衛生的です。商品によっては、注文してから料理を作ってテーブルまで運んでくれるものもあります。レストランには酒類もあります。朝食は定食中心になっています。
船内のソファなどがある休憩スペースは多く、他のフェリーよりテーブルのある場所が多い印象があります。個室利用であれば客室内で持ち込んだ食事ができますが、相部屋の客室の人でも食事する場所としても使うことができ、乗船直後の時間帯にはよく見かけます。
船の概要
「せっつ」「やまと」は、2003年に就航した旧「やまと」「つくし」(13,353総トン)の代替船として三菱造船(三菱重工業下関造船所)で建造されました。外観のスタイルだけでなく、船内の客室構成は2015年に就航した「いずみ」「ひびき」とそっくりになっています。旅客デッキ3層の上にブリッジや乗組員区画が作られて背が高くなっています。本船のコンセプトは「星空と海をのぞむ癒しの旅」です。総トン数では瀬戸内海最大のフェリーです。