- 2023年の年始に北九州市の新門司港から神戸港まで阪九フェリー「せっつ」で移動しました。年始ということで、人気の客室は2ヶ月前の予約開始時刻に数分ですべて満席になっていました。北九州と関西を結ぶ航路はいずれも1万5000トンクラスの大型フェリーが阪九フェリーが神戸と泉大津に各1便、名門大洋フェリーが大阪に2便の合計4便運航していますが、それでも人気が高く年末年始は予約取るのが大変です。
航路は、北九州の周防灘側の新門司を出港し、冬でも揺れる心配のない瀬戸内海を東に進んでいきます。
- 連絡バスより30分ほど早い17:20頃に到着したのであまり混んでないかと思いましたが、乗用車を積載する乗客が多く来ている時間帯で、窓口は長蛇の列になっていて手続きまでに20分ほどかかりました。乗船券のQRコードをオンラインで発行するフェリー会社(新日本海フェリー・東京九州フェリー・名門大洋フェリーなど)も増えてきていますが、阪九フェリーは乗船名簿は記入不要なものの窓口での手続きが必要になっています。(乗船名簿を記入不要にする先進的な取り組みを始めた会社ですが、他社がQRコードの乗船券を導入した今では、窓口での待ち時間がある乗船方法になっています。)
- 今回利用したのは、デラックス和洋室(3名部屋)です。客室内は靴を脱ぐようになっていて、ツイン(シングルベッド2つ)とソファーを使った簡易ベッド1つがあります。客室内にはトイレ・洗面台があり、お風呂はありませんので大浴場かシャワールームを使います。同じタイプでソファーベッドが2つになった4名部屋もあります。
- ソファーベッドがクッションを延ばして使います。窓の高さが低くなっていますので、座ったまま外を見たり、ベッドの上からそのまま外を見ることができて、明るくなると気持ちがいいです。夜はすれ違う船を眺めることができます。
- レストランは通常18:30からですが、いつもより早くレストランがオープンしていました。人が多くなる前にレストランで夕食を食べました。出港時間を前か後に食事をすることが多いので出港前の早い時間にオープンしてくれるのは嬉しいです。
- 港の入口には、年末年始に運休していた東京九州フェリーの「すいせん」が接岸しています。通常であれば、21時に入港しますので出港のタイミングに見られるのは月曜日だけです。
- 港の南側にも大きなフェリーがいます。こちらは、約1時間後の19:50発で大阪に向かう名門大洋フェリー「フェリーふくおか」。今回の旅では、往路はこの船に乗船しました。
・往路の「フェリーふくおか」乗船記
新門司港を出港すると穏やかな瀬戸内海を西に進んでいきます。揺れもないので、普通にホテルの客室のように過ごしてこの日は寝ました。今回の乗船記では船内の様子などを省略しますが、パブリックスペースなどは過去の乗船記もご覧ください。
・乗船記(2020年6月 / 2021年3月 / 2021年10月 / 20222年6月)