名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」乗船記

大阪南港新門司(北九州)
乗船時期:
  • 名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」で大阪南港から新門司港まで乗船しました。大阪の中心部にも近い大阪南港から出港しているため、夕方ギリギリまで街の中にいても乗船できる便です。今回は、夕方まで大阪市内で用事があったため、北九州航路の中でも一番遅くなっても乗船できるこの便を選択しました。
  • 大阪南港フェリーターミナルの最寄り駅フェリーターミナル駅に到着するとホームからフェリーの姿を見ることができます。フェリーターミナル駅の改札口からの長い歩道橋を歩いていると、いつもここから船旅が始まるんだとわくわくします。
    この歩道橋の途中で降りるとターミナルの最寄りのコンビニ(セブンイレブン)があります。ここでは乗船前の買い物をしている人がたくさんいます。
  • フェリーターミナルに着いたら、1階のカウンターで購入です。旅客と乗用車の場合は、予約Noのみをカウンターで伝えれば、乗船名簿の記入、クレジットカードの提示もは不要でした。窓口に列もありませんでしたので、スムーズなチケット購入です。フェリーは飛行機のようにチケットレスにはなっていませんが、毎回鉛筆で乗船名簿を書いていた昔に比べると発券手続きはとても簡単になっています。

    大阪南港のターミナルについてはこちらもご覧ください。
  • 名門大洋フェリー第2便の乗船開始時刻は90分前の18:20で到着したときにはすでに開始になっていました。チケットを購入したら、その足で2階の乗船口から乗船します。車の積み込みも行われていて、金曜日の夜でしたが、車の多くはトラックに見えました。
  • 「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」の船内は姉妹船の「フェリーおおさかⅡ」と同様に蛍光灯色の白い無機質な灯りが多様されています。また色合いも「フェリーおおさかⅡ」以上に青系統が多いため無機質な印象が強い船内デザインです。乗船したのは12月でしたので、クリスマスツリーもありました。クリスマスツリーにはこの配色が似合います。
  • 「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」の船内図。客室は3層に分かれていて、最も等級の高いスイートとデラックスのみ一番上の静かな8階に。その他の多くの客室は7階。大部屋のツーリストとドライバーズルームやレストラン、展望浴室などパブリックスペースが6階となっています。姉妹船の「フェリーおおさかⅡ」と同じに見えます。
  • 今回乗船した客室は、1名個室の「ファーストS」。「フェリーおおさかⅡ」に乗船したときにも利用した客室ですが、こちらは配色が青系統になっています。ベッド幅は80cmと一般的なホテルよりは狭めです。部屋は4.5㎡(2.5畳)ほどのスペースに、ベッドとデスク、洗面台があります。
  • 客室にはお湯も出る洗面台があります。客室内のコンセントは洗面台横と、テーブルにそれぞれ1口あります。
  • 乗船してから出港までの間に、レストランで夕食を食べました。いつもはこの時間に乗船した時は、乗船前に食べることが多いですが、今回はギリギリまで用事があったので、乗船してからゆっくりと食事をしました。
  • レストランの席の数は多く、手前側は混んでいるように見えましたが、奥に行くと空いていました。
  • 名門大洋フェリーはバイクング形式でソフトドリンクも含めて大人1,550円です。
  • 品数はちょっと多くはなく、個人的には個々のメニューの阪九フェリーの方が食事は好きです。
  • この日は夕方まで小雨が降ったり風が強い日で、夜になって晴れると空気が澄んで星空が綺麗に見えていました。
  • 名門大洋フェリーの特徴は、船尾の作業スペースと車両甲板がそのまま繋がったようになっていて、横にトラックが止まっています。この場所には屋根がありません。
  • 定刻から5分遅れて19:55に「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」大阪南港を出港しました。
    旋回式の電動プロペラで船尾は早いスピードで岸壁から離れていきます。バース前で反時計回りに回頭して大阪南港を出港です。
  • 大阪南港を出港すると、右手には神戸の夜景が広がっています。今回は空気が澄んでいて、いつも以上に夜景が鮮やかで綺麗に見えました。大阪南港に接岸しているときから明石海峡大橋がはっきりと見えていました。
  • 21:10頃、明石海峡大橋を通過。デッキには多くの人が見に来ていましたが、寒かったこの日はすぐに室内に戻る人も多かったです。
  • ファンネルはライトアップしたまま航行しています。
  • 明石海峡を通過して大きくカーブするポイントになると船はゆっくり外側に傾きます。
  • 小豆島沖に来る前に早めに寝ましたが、夜中にふと目が覚めると、午前2時45分。どの辺りかテレビの位置情報のチャンネルを見ると来島海峡航路東口に入った辺り。来島海峡は夜中なので見ないつもりでしたが、このベストタイミングで起きてしまったので、来島海峡中水道の通過もデッキから見ることにしました。夜中の通過でもあって、今回は他に見ている人はいませんでした。