- 「フェリーたかちほ」の船内図です。客室フロアは3階と4階の2デッキです。乗船した場所の2階より下、地下2階までが車両甲板になっています。船で1階をどの高さにするかは船によって違いますが、本船の場合はランプウェイから乗船したメインの下部車両甲板を1階にして、それより下にある車両甲板は地下としています。
3階と4階でエリア分けはありません。前方の外側にプレミアムとファーストの個室、内側に相部屋のドミトリー、後方の4階にシングル、3階がドライバーズルームになっています。
- 船内の中心となるのがエントランスの吹き抜けです。1階のこのスペースをイベントステージと呼んでいるようです。最近の大型フェリーと比較すると広くはありません。多くの椅子とテーブルが設置されているので、持ち込んだものを食べたり、勉強・作業するのに便利です。多くの人が休憩しているスペースでしたので、写真は人のいない深夜に撮ったものです。
- 3階・4階ともにこのスペースに自動販売機があります。4階にも椅子とテーブルがあり、湯上がりホールと名前がつけられています。この横に展望浴室(大浴場)があります。
日曜日の夜の乗船でしたが、この日の乗客は大学生ぐらいの1人など少人数の乗船、高齢者の団体が多めに感じました。
- 今回利用したのは1名個室のシングルです。1名の個室は窓のないシングルのみで、窓のある2名以上のファースト・プレミアムの場合は追加料金で貸し切る必要があります。そのほかは、相部屋のドミトリーやツーリストがあります。
シングルは、部屋のドアとは別に通路からシングルの区画に入る場所にもドアがあります。騒がしいパブリックスペースから2つドアがありますので、客室内は静かです。
- シングルの客室は小さな小部屋でシンプルです。ドア入って左側にベッド、正面にデスクがあるだけです。外洋航路での揺れ対策なのか、デスクにはドリンクホルダーがあります。デスクの上にライトがあるのは眩しく、もっと上に設置してほしいな…とは感じました。デスクの引き出しは、ダイヤル式の鍵のかかるロッカーになっていますが、シングルは客室自体に鍵があるので必要性は感じませんでした。相部屋の場合に便利な機能です。コンセントは多くなく、デスク上に1口あるだけ(あとはテレビの裏)です。