セブンアイランド愛
東海汽船

「セブンアイランド愛」「セブンアイランド大漁」
「セブンアイランド友」「セブンアイランド結」

船名「セブンアイランド愛」「セブンアイランド大漁」「セブンアイランド友」「セブンアイランド結」
総トン数280GT164GT164GT176GT
全長・全幅27m×8.5m
航海速力43kt
旅客定員254名241名
積載能力なし
造船所Boeing川崎重工川崎重工川崎重工
建造1980年1994年1989年2020年
IMO No.8019576907008488191609874521

船の概要

「セブンアイランド愛」「セブンアイランド大漁」「セブンアイランド友」「セブンアイランド結」の4隻は東京から伊豆大島や神津島などの伊豆諸島を結ぶジェットフォイル(高速船)です。東海汽船ではジェットフォイルのことをジェット船と呼んでいます。東京から神津島までは190kmほどあり、大型客船では8〜12時間程度かかりますが、高速のジェット船では3〜4時間程度と半分以下になります。ジェットフォイルは航空機でも有名なボーイング社が作った高速船で、高出力のエンジンの力で船の下にある翼で船体を浮上させて、水の抵抗を最低限にして他の船とは比較にならない高速で航行します。浮上して高速で航行するため、クジラなどの大型生物との接触事故も少なからず起きているため、飛行機同様に航行中は座席に着席しシートベルトを締める必要があります。フェリーのように船内を動き回ることはできません。航行時間も日の出から日没までの間に限られるため、日没までに東京に戻る昼間便だけ運航されています。

ジェットフォイルは規格化されたボーイング929の形式になっていて流用しやすく、世界各国で売買されて一緒に動いています。海外からの中古の旅客船が日本で活躍しているのはジェットフォイルぐらいかと思います。

「セブンアイランド愛」は、1980年にアメリカBoeingで建造され、オーストラリアで活動したあと、1987年からは関西汽船と加藤汽船が共同運行するジェットラインで高松〜阪神航路に「ジェット7」として就航しました。その後、2002年から東海汽船に売船され「セブンアイランド愛」として就航しています。

「セブンアイランド大漁」はこの4隻の中で最も新しく川崎重工で1994年に建造されました。関空と神戸を結ぶ「クリスタルウイング」、博多〜釜山(韓国)の「ジェビ2」「ビートル5」などを経て、2015年に「セブンアイランド大漁」として東海汽船に就航しました。

「セブンアイランド友」は、1989年に川崎重工で建造され、鹿児島〜種子島・屋久島の「トッピー2」に就航した後、2013年から東海汽船のジェットフォイル「セブンアイランド友」として就航しました。

「セブンアイランド結」は新たに建造されて2020年7月に就航しました。
セブンアイランド愛
セブンアイランド愛
セブンアイランド大漁
セブンアイランド大漁
セブンアイランド虹
セブンアイランド虹
セブンアイランド結
セブンアイランド結
セブンアイランド愛
セブンアイランド愛

客室

客室は、飛行機や新幹線のように椅子席が並んでいるだけで、船室はありません。
セブンアイランド愛
船内
セブンアイランド愛
船内

船内設備

船内設備は、自動販売機があるぐらいで、飛行機の中のようなイメージです。フェリーにあるような各種設備はありません。