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新日本海フェリー
「すずらん」「すいせん」
船名 | 「すずらん」 | 「すいせん」 |
総トン数 | 17,382GT | |
全長・全幅 | 224.5m×26.0m | |
航海速力 | 27.5kt | |
旅客定員 | 613名 | |
積載能力 | トラック158台 乗用車58台 | |
造船所 | 三菱重工業長崎 | |
建造 | 2012年6月 | 2012年6月 |
IMO No. | 9606895 | 9607057 |
客室
客室は、スイートルームからドミトリータイプ(ベッド)の相部屋のツーリストAまで豊富にあります。旧来の2等雑魚寝部屋はありません。専用バルコニー付きの客室のスイート、ジュニアスイート、デラックスの客室が最上階の6階にあります。他のフェリー会社ではごく一部に限られるバルコニー付きの客室が28室もあるのが特徴です。
5階にはトイレ付き(バスルームはなし)の個室のステートがあります。4名部屋や和室は窓ありですが、2名部屋は内向きで外が見える窓はありません。船体中央の明かり取りに向いた窓ですので昼か夜かがわかるぐらいの窓です。電波も入りにくいのでご注意ください。舞鶴〜小樽の「はまなす」のステートはバス・トイレ無しのですが、本船にはトイレがあるのも敦賀〜苫小牧のメリットです。
4階には相部屋のツーリストとバリアフリーの個室があります。相部屋は階段式の2段ベッドのドミトリータイプのツーリストAと、ドアがある1名個室のツーリストSがあります。ツーリストSは以前はトイレの個室のように内鍵のみでしたが、2023年ごろに改修されQRコードで施錠される方式に変わっています。個室にはなりましたが、ドアの上部は大きく開いていて完全な個室まではあと一歩という構造なのでご注意ください。
船の概要
「すずらん」「すいせん」は、2012年に旧「すずらん」「すいせん」の代替船として同じ船名で建造されました。舞鶴〜小樽に就航する「はなます」と同じく、関西〜北海道の長距離を結ぶ大型高速フェリーで、速力・全長と僅かに「はななす」には負けますが、27.5ktで224.5mと、日本最速・最長クラスになっています。大型フェリーでありながら高速で運航することで、21時間で到着することができ、わずか3時間で折り返し毎日1便が運航できています。出港は深夜で当日の貨物を乗船させることができ、目的地には翌日夜到着することで翌々日朝には目的地周辺にトラックが到着できる物流に最適なダイヤにもなっています。一方で、旅客には夜間到着なのが少々不便ですが、到着後に札幌・大阪など都市部に移動する時間はあります。これらの知見は2020年に開設された東京九州フェリーのダイヤ設定にもいかされました。外見上の特徴としては、ファンネル(煙突)が船体中央付近にあることです。他のフェリーではもっと船尾側にありますが、本船の場合はエンジンが中央付近にあるためファンネルも同じようになっています。本船も「はまなす」型と同じCRPポッド推進装置が採用されていて、通常のプロペラ1つの後ろに360度回転可能なプロペラが同サイズのCRPポッドがあり、横向きにも虚力な推進力を確保することで離着岸での回頭が容易になっています。。通常は日本海の敦賀〜苫小牧に就航していますが、ドック代船等で東京九州フェリー(横須賀〜新門司)に就航することがあります。2022年11月から5月にかけては期間限定で東京九州フェリーと配船を入れ替えましたが、2023年は実施していません。