- 新潟港から北海道の小樽港まで新日本海フェリーの「あざれあ」に乗船しました。首都圏から北海道への貨物輸送も担う新潟港から出ている北海道航路は、本航路の小樽行と、秋田に寄港する苫小牧行があります。小樽航路は新潟を昼の12時に出港し、小樽に翌日早朝の4:30に到着するダイヤになっています。新日本海フェリーの関西〜北海道航路が高速フェリーなのに対し、本航路は通常の速力のフェリーになっていますが、本船はやや速めの25ktになっています。
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新潟港へのアクセスは、近くを通る路線バスが、フェリー出港時間に近い便だけフェリーターミナルに寄っていくようになっています。そのため連絡バスとしてはベストタイミングというわけではなく、路線バス都合のちょっと早めな時間になっています。乗り場は、新潟駅の万代口(北側)のバスターミナルの10番乗り場でわかりやすい場所です。すぐ横にはローソンもあり最後のコンビニで買い物ができます。新潟駅からの乗客は3名ほどでいずれもフェリーターミナルまでの利用者でした。
約15分でフェリーターミナルに到着します。
ターミナルの後ろには大きな「あざれあ」の船体が見えています。本船の外見上の特徴は、船首が上下で真っ直ぐになった垂直ステムとよばれる形状です。
- フェリーターミナルの入口では新型コロナウイルスの対応で検温が行われていました。検温して問題がないのが確認できれば、予約確認の紙に検温済の印がつけられました。そのため、乗船券になるQRコードはスマホ画面だけでなく、印刷したものが必要になっています。検温が終わるとカウンターで手続きがあり、個室の場合にはカードキーをもらいます。QRコードでそのまま乗船にはなっていません。
乗船手続きが終わると2階の待合室で乗船開始を待ちます。この日の乗船開始は、出港45分前の11:15から。連絡バスで到着して手続きをすると30分程度ここで待つことになります。路線バスが寄っていく形式なのでちょうどいいタイミングとはなっていないようです。
・乗船した新潟フェリーターミナルの詳細
- 今回乗船した部屋は、ステートAツインです。旧1等クラスですが、客室内に洗面所、シャワーとトイレがあり、感染症予防をしながら安全に移動することができます。
部屋の奥にツインベッドと、手前にデスク、シャワー・トイレがありビジネスホテルのような作りです。
ステートAツインは、海側の部屋と窓のないインサイドの部屋があります。値段に少し差がありますが、航海時間も長く外の景色を楽しめますし、携帯電話の電波も入りやすくなりますので、窓ありの部屋をお勧めします。陸側(北上だと右舷側)のほうが電波がはいりやすいと思います。