商船三井さんふらわあ

「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」

2018年まで志布志(鹿児島県)〜大阪南港に就航
船名「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」
総トン数 12,415GT12,418GT
全長・全幅186.0m×26.0m
航海速力23.3kt23.5kt
旅客定員782名
積載能力トラック140台 乗用車175台
造船所三菱重工業下関
就航1993年3月建造〜
2018年8月引退
1993年8月建造〜
2018年11月引退
IMO No.90351139035125
「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」は「さんふらわあ おおさか」「さんふらわあ さつま(旧)」の代替船として1993年に就航しました。当時の運航会社はブルーハイウェイラインでした。本航路の運航会社は合併などにより何度も変わっています。ブルーハイウェイライン→ブルーハイウェイライン西日本(本航路のみ運航する子会社)→ダイヤモンドフェリー(吸収合併)→フェリーさんふらわあ(ダイヤモンドフェリーと関西汽船の合併)となり、2023年に商船三井フェリー(北海道航路)との合併で商船三井さんふらわあでの運航です。
大阪〜志布志航路は、大阪を出港後紀伊水道を南下して高知県沖の太平洋を航行する外洋航路ですが、南海上に台風があるときなど荒天が予想される場合は、瀬戸内海を航行して豊後水道から太平洋に出る航路を航行します。瀬戸内海経由の場合は、通常よりも遅れての到着となります。

客室は、デラックス(バス・トイレ付き)からツーリスト(雑魚寝の相部屋)までひと通り揃っています。デラックスBは旧1等A客室で1等でありながら客室内にシャワーとトイレがありました。現在はデラックスBという旧名称から見ると準特等のような分類に扱われています。ベッドルームの相部屋になるツーリストベッドは、2段ベッド方式ですが、4〜6名の小部屋で構成されるのが特徴で、部屋の中の通路を挟んで反対側にベッドがなく、よりプライバシーを確保できる作りになっています。ベッドには読書灯とコンセントがあります。

パブリックスペースは、レストランや展望大浴場、売店、展望サロン、コインロッカー、ペットルームなど、一晩の航海に必要な設備はひと通り揃っています。「さんふらわあ さつま」は南スペイン、「さんふらわあ きりしま」は南フランスのイメージで統一しているそうです。

「さんふらわあ さつま」は、新「さんふらわあ さつま」就航に伴い2018年5月に引退しましたが、大分〜神戸航路の「さんふらわあ ぱーる」のトラブルでの長期欠航に伴い、別府〜神戸航路の臨時便に2018年5月から8月まで臨時に就航しました。新「さんふらわあ さつま」と区別するために船名を「さんふらわあ さつまⅠ」(船体表記はドック時、AISは4月末)に変えています。8月末に正式に引退し、9月16日にインドネシアに向けて旅立っていきました。
「さんふらわあ きりしま」も新「さんふらわあ さつま」の長期ドックに伴い引退直後に船名を「さんふらわあ きりしま1」とし1ヶ月間だけ復帰しました。2018年11月1日の大阪南港到着で引退しています。
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ きりしま」(大阪南港)
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ きりしま」デッキ
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ きりしま」(大阪南港)
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ きりしま」デッキ
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ きりしま」(大阪南港)
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ きりしま」(志布志港)
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ さつま」
「さんふらわあ さつま」(大阪南港)
「さんふらわあ きりしま」
「さんふらわあ きりしま」船内