東海汽船「さるびあ丸」乗船記

伊豆大島(岡田港)東京
乗船時期:
  • 伊豆大島
  • 「さるびあ丸」は出港と同時に大海原に飛び出し、浦賀水道に向けて北東に進んでいきます。この日の海は穏やかで揺れはまったくありません。後ろに伊豆大島が見えています。
  • 濃い青色の海
  • 海の色は濃い青色で、沖縄とも違う綺麗な色です。
  • MSC REBECCA
  • 浦賀水道に近づくにつれて、周りに船が増えてきます。左側には、同じく東京に向かうコンテナ船「MSC REBECCA」(43,954DWT 243m)。シンガポールからやってきました。
  • 潜水艦
  • 横須賀から出てきた潜水艦も見えました。潜水艦は艦番号を含めすべてを隠して航行するので船名はわかりません。詳しい方が見れば海上自衛隊なのか米軍かはわかりそうですが、あまり大きくなさそうなので海上自衛隊でしょうか。潜水艦は、海峡などでAISを発信する場合も「dolphin1」「dolphin2」となり、マーチスと交信するVHFでも同じように「ドルフィン1」などと名乗りますので船名がわからないようになっています。
  • PUTERI INTAN SATU
  • 東京湾から出てきたのは、川崎港・扇島を出港したLNGタンカー「PUTERI INTAN SATU」。マレーシアに向けて南下していきます。
  • セブンアイランド友
  • 「さるびあ丸」と同じ東海汽船のジェット船「セブンアイランド友」も南下してきました。小型ですが、日本の海上では最も速いのがこのジェットフォイルです。
  • 鋸山
  • 千葉県側に浦賀水道を見下ろす鋸山があり、ロープウェイも見えます。
  • 第2東亜丸
  • 浦賀水道の南口では、タグボートタイプのパイロットボート忙しく動いています。PILOT No.2と書かれたのは「第2東亜丸」
  • 浦賀水道航路1番ブイ
  • 海の中で大きく「1」「中央 うらが」と書かれたブイが浦賀水道航路の南口の中央線上にある浦賀水道航路1番ブイです。ここからが、東京湾の入口の浦賀水道航路になります。船舶の錯綜海域ですので、12ktの速度制限があり、少し手前から減速して入っていきます。
  • 行き先信号
  • 浦賀水道ではマストに国際信号旗の「2代・N・S」を揚げています。浦賀水道では東京湾内での行き先を表す信号旗を揚げるルールになっていて、「2代・N・S」は一番奥の東京港・千葉港方向に向かうことを表しています。
  • 第二海堡
  • 15:45、右手に何もないコンクリートで囲まれた島に近づきます。浦賀水道航路から中ノ瀬航路にはいるところにある第二海堡です。大正時代に東京湾を守るために砲台を設置する場所として建設された人工島です。東京マーチスの望遠カメラやアンテナなどが設置されただけの島です。
  • 天王丸
  • 後ろをRORO船「天王丸」がついてきています。
  • 中ノ瀬航路2号灯標
  • 中ノ瀬航路に入ると航路に沿ってある目標は浮いているブイ(灯浮標)ではなく、海底から生えている柱の灯標になります。最初に右側にあるのが写真の中ノ瀬航路2号灯標です。
  • 木更津沖灯標
  • 16:15、中ノ瀬航路を出て正面やや左に見えてきた紅白の木更津沖灯標です。木更津方面から出港して中ノ瀬西方海域を南下して東京湾の外に向かう船が、「さるびあ丸」と同じ中ノ瀬航路から北上してきた船と交わる海域のため、木更津からの出港船がこの灯標より北側を迂回して行くようにルール化されて設置されているものです。中ノ瀬航路からの北上船にとっては航路の真ん中に近い場所にあるので、よくこんな場所に設置したなとも思います。北上船にとっては、この灯標のどちらを通ってもいいため、東京に向かう船も通常は右側を通りますが、状況によっては左側に行くこともあります。
  • 海ほたるPA
  • 16:34、千葉側から長い恥が続いた先にある人工島が見えてきました。東京湾を横切る高速道路の東京湾アクアライン、海ほたるPAです。ここから西側は海底トンネルになっています。この日も西向きの道路は渋滞している様子が見えます。この道路はいつも渋滞しています。