新日本海フェリー「あざれあ」乗船記

新潟小樽
乗船時期:
  • 新潟西航路の浚渫も行っている国道交通省の大型浚渫兼油回収船「白山」が航路を何度も往復していました。浚渫をしているのでしょうか。
  • 定刻の12時になっても人道橋がはずれず、やや遅れて 12:04に離岸を開始しました。新潟港のバースは港の外に向いた岸壁のため、離岸して外に向かうのがスムーズで短くなっています。離岸時に汽笛を1回鳴らしました。この日はよく晴れて遠くの山なみまでよく見えています。
  • 離岸開始が遅れた影響もあってか、港の奥からやってきた引船はすぐ前にはいってしまい、ゆっくりと航行するので、本船も離岸後ほとんど速度を出さずに、2〜3ktで、時には止まるようにしながら、港口まで追い抜かずに後ろをついていきます。後ろから大型フェリーがやってくる引船にはプレッシャーに感じそうです。港口を出て、引船が進路を外れると、速力を一気に上げて外洋に出ていきます。
  • 本船はエンジンの振動も少なく、この日は波も穏やかで揺れもなく、日本海の水平線を眺めながらのんびりと北上していきます。熱くも寒くもないちょうどいい気温です。
  • 新潟県北部の栗島近くになってくると、同じ新日本海フェリーの苫小牧〜秋田〜新潟〜敦賀航路の「らいらっく」が南下してきました。「らいらっく」は秋田に寄港しているので、より本州に近い沿岸を南下します。「らいらっく」は栗島より陸側を航行するのに対して、新潟〜小樽の「あざれあ」は栗島より沖を航行します。
  • 新潟県の栗島です。日本海には島が少なく数少ない変化のあるイベントです。
  • 右舷側の遠くに陸地が見え、ほとんどは水平線という景色が続きます。携帯電話の電波はデッキでは入り、船内では窓際ではいったりはいらなかったりぐらいの感度です。ゆっくりとした穏やかな時間が流れます。
  • だんだん夕方になってきました。
  • 日没を迎え、翌朝は4:30に入港ですので、いつもより早く寝ます。寝る頃には津軽海峡付近まで来ていて、北海道に来てから寝る時間があるという北海道の大きさを感じます。
  • 翌朝、3:30の船内放送で目が覚めます。小樽港の沖に到着しています。日の出が早い北海道とはいっても、まだ真っ暗です。写真左に見えているのが小樽港のフェリーターミナルです。
  • 小樽港には2つのバースがありますが、陸側のバースに向けてバックしていきます。
  • 4:30定刻で小樽港に着岸しました。下船は、事前に申請していれば4:30ではなく6:00まで船内で休憩することができます。
  • ターミナルから離れたバースですので、下船後は長い人道橋を歩きます。動く歩道が設置されています。
  • フェリーターミナルの公共交通機関はなく、徒歩20分程度で小樽築港駅か、南小樽駅に歩くことになります。冬季は歩道への積雪があるのでやや大変です。(直線距離では南小樽駅が近いですが、橋がなくどちらも同じぐらいです。小樽築港駅の場合は、営業時間内であれば大きな商業施設の中を歩くこともできます。)

    下船した小樽港フェリーターミナルの詳細