沖縄へフェリーで行く
沖縄航路ならではの楽しみ
  • 島への寄港
  • 沖縄航路には、沖縄航路でしか味わえない楽しみが多くあります。その一つが、多くの島に途中寄港しながら進むことです。鹿児島を夕方出港したフェリーは、早朝に奄美大島の名瀬港に入港した後、徳之島、沖永良部島、与論島に寄港し、沖縄本島でも北部の本部港に寄港してから、最終目的地の那覇港に到着します。目的地でない島も船上から眺めることができるのは船旅にしかできない楽しみです。
  • 大海原
  • 航行する南西諸島から西は東シナ海、東は太平洋付です。360度の大海原を眺めることができます。
  • きれいな海
  • なんと言ってもエメラルドブルーのきれいな海は沖縄航路だけの楽しみです。船上から見る海も底まで見えていて、このようなきれいな海は沖縄航路でしか見ることができません。
  • クイーンコーラルプラス
  • 沖縄に自分の車やバイクを持っていきたい人にとっても、唯一の一緒に移動できるのが鹿児島〜那覇の航路です。車両甲板に車を積んで一緒に移動できます。
  • 紙テープ
  • 離島航路だから見られる光景としては、別れの風景があります。特に3月末に見られる風景ですが、離島を離れる人を紙テープで見送る別れの光景があります。飛行機では見られない島を感じる時間です。
意外と便利な那覇〜本部の移動
  • 那覇〜本部
  • 意外と知られていないのが、沖縄本島内での移動でもこの鹿児島〜那覇航路は便利な使い方があります。沖縄本島では、南部の那覇と北部の本部に寄港しています。本部町は、沖縄の代表的な観光スポットでもある沖縄美ら海水族館のある場所です。那覇と本部の公共交通機関での移動はやんばる急行バスが代表的で約2時間かかります。実はこの移動をフェリーで移動しても約2時間とほとんど変わらないのです。那覇発が朝、本部から那覇へが夕方なので、那覇に宿泊していて、日帰りで本部に行く手段としても使うことができます。
過去にあった沖縄航路
  • 現在は、鹿児島〜那覇が唯一になっている沖縄航路ですが、かつては東京や名古屋、大阪、神戸、博多、志布志などからも航路がありました。これらはいずれも旅客扱いが無くなるなど廃止されています。現在残っているのは鹿児島〜那覇航路のみで、宮古島や石垣島、台湾まで海路で行く方法は無くなっています。

    【過去に廃止された航路の例】
    ・東京〜志布志〜那覇(マルエーフェリー)2014年廃止
    ・大阪〜神戸〜奄美群島〜那覇(マルエーフェリー)2017年廃止
    ・名古屋〜大阪〜那覇〜宮古〜石垣〜台湾(有村産業)2008年廃止
    ・博多〜那覇〜宮古〜石垣(琉球海運) 2006年廃止
    ・鹿児島〜那覇〜宮古〜石垣(琉球海運) 2006年廃止