- 翌朝5:30には東予港の入口に到着しています。港には工業地帯があり鉄塔の灯りなどがありますが、それ以外には灯りがほとんどなく暗い港です。東予港は都市部にあるみなとではなく、下船してから各方面に連絡バスで移動することが多い場所です。日の出の遅い冬場でなければ、ここから広がる水田と石鎚山を見ることができ、とても景色が美しい港です。
- もやい綱を引っ張って岸壁の内側のビットにかけていきます。港によっては車で引っ張りますが、東予港は人力のようです。
ふと気になったのは、岸壁にブリッジの位置を示すマークが見当たりません。何か目安にしているものがあるのでしょうか。
- 松山への連絡バスの場合、6:20に出発して約1時間後の7:20に松山市駅前、JR松山駅を経由して、7:45に道後温泉に到着します。松山の港ではないので、1時間弱はかかりますが、連絡バスがあるのでアクセスは便利です。東予港への入港は朝が早いですので、連絡バスで道後温泉まで移動して混んでいない早朝に温泉に入ることもできます。なお、松山市発の連絡バス(上り便)は、JR松山駅前始発で、道後温泉からは乗れませんのでご注意ください。
- 「おれんじ えひめ」の就航に合わせて完成した東予港の新フェリーターミナルです。4階建ての建物で、外見は特にこだわったものではなく一般的な建物の形をしています。1階がチケットカウンター、4階が待合室と乗船口になっています。
- 復路は、「シングル」の客室にしました。本船の中では一番低い等級で、昔の2等寝台に該当するクラスになっています。メインの廊下からドアを隔てて、両側に9室ずつ18室がある空間があります。インサイドの客室になるためこの部屋の中に入ると港の中であっても携帯電話の電波が入りません。窓のあるシングルデラックスであれば電波が入ります。この室内の通路に、ゴミ箱があり個室内はゴミ箱はありません。個室のドアが薄い板のドアのみのため、外の音がよく通り同じ区画の人の音が聞こえました。相部屋よりは快適ですが、音もあって完全な個室のようにはなりません。完全にホテルのように個室にしたい場合はシングルデラックスをおすすめします。