オレンジフェリー「おれんじえひめ」乗船記

大阪南港東予港(愛媛県)
東予港(愛媛県)→大阪南港
乗船時期:
  • 4Fのエントランスホール周辺にも休憩ができるスペースはありますが、簡易的なソファになっています。上の5Fや6Fにもっとくつろげるスペースがあります。
  • 4Fにはキッズルームと授乳室があります。
  • 授乳室は、全室個室化されているのであまり使われないかとは思います、夜中に泣いたときなどでしょうか。
    中に入っていないのでお湯があるかどうかは分かりません。本船にはフェリーでよく設置されている給湯器をみかけませんでした。もしお湯が必要な場合は事前に問い合わせたがいいかもしれません(レストランでもらえる?)
  • 各フロアの間は階段とエレベーターで移動できます。エレベーターは1つあります。
  • 5Fのエントランスホールには今治造船寄贈と書かれた大きな作品がありました。
  • 5Fに一番広いロビーがあります。テレビに向かって左右両舷にソファが置かれています。本船でテレビがないのはシングルの客室になります。
  • マッサージチェアも4台あります。15分200円だそうです。
  • ギャラリーと書かれたスペースもありました。ただ、坊ちゃん団子など名産品の絵が3つあるだけで…。これから飾るのでしょうか。一番謎なスペースでした。
  • 5Fにも自動販売機があります。こちらにも1台日用品を販売しているものがあって、4Fとは内容が異なっています。少し大きめのタオルや自転車のチューブもあります。日用品の自動販売機の場所が4Fと2箇所に別れていてわかりにくいですが、それぞれ別のものがあります。
  • 本船には広い展望バスルームがあります。脱衣場を挟んで両側に大浴場とシャワールームがあります。大浴場では洗い場のスペースが広く14箇所もありました。バスルームの窓には目隠しが設置されました。浴槽からの景色はあまり見れないようになっています。
    脱衣場のロッカーの数も多く、63個もあり鍵もかかります。ドライヤーやベビーベッドまでありました。
  • シャワールームの使用状況は廊下からでも分かるようになっています。個室内も広く他社の2倍ぐらいあるように感じました。鍵のかかる個室内に着替える場所もあります(脱衣場横なので脱衣場で着替えても使えますが)
  • 5Fにもう1つある休憩スペースが「おれんじ8」にもあったフォワードラウンジです。今回、インサイドの客室スペースがすべてシングルになりましたので、上等級とのエリア分けはされていませんが、このスペースはロイヤル・スイート専用と書かれていましたので窓ごしの撮影です。夜間航海のためか、今回は鍵もかかっていました。
  • 一番落ち着いた雰囲気になっているのは最上階6Fにあるスカイラウンジです。
  • 6Fは窓に囲まれたスカイラウンジだけがあり、ドアから外部デッキに出ることもできます。
  • 飾られている絵には、先代の「おれんじ8」か「おれんじ7」の姿もありました。
  • 外部デッキへのドアです。本船のドアには窓がありません。反対側が人がいないか注意して開けましょう。
  • スカイラウンジの窓は大きいです。
  • デッキに出ると、一定間隔で船内放送が流れるスピーカーがあります。大きなスピーカーではなく、小さめのスピーカーが多くあるのでデッキにいても船内放送を聞き漏らすことがありません。この設備は他のフェリーで見たことがないです。
  • 本船は大阪南港でも東予港でも右舷付けになりました。それでも、船尾の作業デッキの配置を見ると右舷付に特化した配置にはなってなく、左舷付けも考慮したものになっています。可能性として、新居浜港では左舷付けになることを想定したものでしょうか。下船口も左舷も使用できるようには作られています。
  • 膨張式救命筏は、42名定員の大型のものが設置されています。1箇所に1個ずつの配置でよくある2つセットにはなっていません。 この場所には非常時を考えてか、照明が多く配置されていました。ライトの位置に赤色が塗られているということは非常用電源から給電できるようになっているのかもしれません。
  • 本船はデッキ上にも救命胴衣の設置がありました。全室個室ですので、基本的には個室に全員分あるはずですが、非常時に個室から全員が持ってくるとも限らないので、予備を設置しているのでしょうか。
  • 本船は定刻の22時に大阪南港を離岸します。もやい綱を1本残したシングルアップの状態で少しずつ離岸します。風も強くないですが、しばらく残す方法をとってました。
  • 大阪南港でも出船での着岸でしたので回頭する必要なくスムーズに出港していきます。
  • 夜間の短い航海ですが、大阪の夜景を見ながら出港します。この時間帯は遅く、あまり船の動きもありませんので静かな航海です。
  • 新造船ですが、思った以上にファンネルから黒煙が出ていました。エンジンの振動はあまりなく(静寂な「いずみ」などよりはありますが、一般的な振動の少ないフェリーぐらい)快適でした。
  • ファンネルからは火の粉も。
    この航路では翌日の朝が早いですので、明石海峡大橋通過を待たずに寝ました。