太平洋フェリー

「きたかみ」

2019年まで(名古屋〜)仙台〜苫小牧(北海道)に就航
船名「きたかみ」
総トン数 13,937GT
全長・全幅192.5m×27.0m
航海速力21.5kt
旅客定員842名
積載能力トラック176台 乗用車150台
造船所三菱重工業下関
就航1989年10月建造〜2019年1月引退
IMO No.8815073
「きたかみ」は1989年に「あるびれお」の代替船として就航し、約30年間名古屋〜仙台〜苫小牧航路に就航しました。2005年にはリニューアル工事を行い、引退時には国内の長距離フェリーの中で最高齢になっていました。本船「きたかみ」より後に就航した先代「いしかり」(1991年〜2011年)の方が先に引退しています。その本船も2019年1月に新しい「きたかみ」が就航したのに伴い引退しました。
本船は2011年の東日本大震災発生当時、仙台港に入港中でした。地震発生後に緊急出港し沖で津波を乗り越え被害がなかったことでも有名です。

船内は、客室フロアが3デッキに分かれていて、豪華な太平洋フェリーらしく、スイートルームやセミスイートルームなどの豪華な個室から雑魚寝の2等和室まであります。ベッドルームの相部屋となるB寝台は本船では太平洋フェリーの中で唯一の2段ベッド式となっています(近年は階段方式)。太平洋フェリーで本船のみに設定されたA寝台がカプセルルーム式と、少し前に建造された時代のトレンドになっています。

パブリックスペースは、豪華な太平洋フェリーらしく充実していて、レストラン、軽食コーナーのほか、イベントが開かれるラウンジ、展望台浴場、ミニシアター、ショップ、展望室など、数多くあります。特に、前方を展望できる展望室は太平洋フェリーの他2隻にはなく、本船のみの魅力となっています。
「きたかみ」
「きたかみ」(仙台港)
「きたかみ」
船内
「きたかみ」
「きたかみ」(太平洋)
「きたかみ」
展望通路
「きたかみ」
デッキ
「きたかみ」
行先表示
「きたかみ」
船内
「きたかみ」
デッキ
「きたかみ」
「きたかみ」(太平洋)
「きたかみ」
船内
「きたかみ」
船内通路
「きたかみ」
ファンネル
「きたかみ」
マスト
「きたかみ」
「きたかみ」(太平洋)
「きたかみ」
カプセルルーム式のA寝台
「きたかみ」
デッキ
「きたかみ」
デッキ
「きたかみ」
船内
「きたかみ」
デッキ