桜島フェリー「桜島丸」「第十六桜島丸」乗船記

鹿児島港〜桜島
乗船時期:
  • 航路図
  • 2024年12月に鹿児島県の鹿児島港から対岸の大隅半島にある桜島港までを結ぶ桜島フェリーに乗船しました。火山である桜島は大隅半島と陸続きになっていますが、錦江湾を横切る本航路は、県庁所在地の鹿児島市の中心部と最短で結んでいるため利用者も多い航路です。鹿児島市は繁華街が港からも近く、繁華街まで徒歩圏内にフェリー乗り場があります。
  • 桜島丸
  • 桜島フェリーは両頭フェリーです。往路で乗船した「桜島丸」は1,330トンと短距離フェリーでは大型のサイズで、車両甲板も2層あります。旅客デッキも2層に見えますが、客室になっているのは1層で、ブリッジがある上の層は外部デッキになっています。桜島にちなんでなのか桜色に塗られています。
  • 鹿児島港
  • 桜島フェリーは最短の15分間隔の場合、入港して15分で出港→15分航海→入港して15分で出港→15分航海を繰り返すダイヤで休みなく動きます。15分ごとに出港しているため、ダイヤを意識しなくてもすぐに乗船できます。乗船口への人道橋も広いです。
  • 車両甲板
  • 車を積む混む車両甲板は2層あり、上のデッキは乗用車用の天井が低い車両甲板です。
    この日、鹿児島発の便では上のデッキに乗用車を、桜島発の便では下のデッキに乗用車も積んでいました。15分の短い時間での折り返しになりますので上下船の時間を短めるための対応でしょうか。
    短時間の荷役のため、車が乗り込むための可動橋は2階建になっていて、同時に荷役できるようになっています。
  • 桜島丸
  • 徒歩の乗客の乗船は乗用車と同じ上の車両甲板のデッキになります。
  • 客室
  • 客室は1フロアで、最前方も景色がよく見えるようになっています。桜島側・鹿児島側どちらも景色を楽しめます。
  • うどん
  • 桜島フェリーの名物の一つはうどんです。わずか15分の航路であるにもかかわらず、うどんを食べることができます。そして、15分の短時間に食べる人が実際に多くいます。
  • デッキ
  • 客室の両サイドはデッキになっていますベンチもあり景色を眺めることができます。
  • 桜島丸
  • 客室の上のデッキは広い外部デッキになっています。屋根があったようですが、風で破れてしまったのでしょうか。
  • 第十八桜島丸
  • 乗船してしばらくすると、「第十八桜島丸」が入港してきました。両頭フェリーはどっち側も前に見えますが、船首と船尾は決まっています。写真手前の鹿児島側は船尾です。特徴として、船名表示が船首から船尾の方向に書かれているので、「丸島桜八十第」となっているのと、船首側にだけアンカーやレーダーがあります。
  • プリンセスマリン
  • 桜島フェリーにはそれぞれ愛称がつけられています。「第十八桜島丸」にはプリンセスマリンの名前がつけられています。
  • 第十八桜島丸
  • 船首側にはアンカーがあります。
  • 第十八桜島丸
  • レーダーもあります。
  • 桜島
  • 鹿児島市内のどこからも桜島は存在感がある状態で見えます。鹿児島港からも目的地の桜島がよく見えています。
    15分ごとのダイヤで、次の船が港に着岸すると同時に、入れ替わりで離岸し出港です。
  • 桜島港
  • 桜島の下の方に、目的地の桜島のフェリーターミナルが見えています。
  • フェリー屋久島2
  • 鹿児島側を振り返ると鹿児島市の市街地がひろがっています。鹿児島も古くかある港で街と港が近くビルが多く見えます。このあたりの港(鹿児島の本港や新港)は工業地帯ではありません。工業地帯はさらに南部にひろがっています。本港の南埠頭には屋久島・種子島などへのフェリーがいます。本来日中はいないのですが、このときは故障で運休中の「フェリー屋久島2」がいました。
  • 鹿児島新港
  • 新港には、奄美・沖縄行きのフェリーがいます。奄美止まりのフェリーは本港の北埠頭になります。
  • 第十六桜島丸
  • 中間地点で同時刻に桜島港を出港してきた「第十六桜島丸」とすれ違います。この船には復路で乗船することになりました。
  • 桜島港
  • 徐々に目的地の桜島港が近づいてきました、
  • 第二桜島丸
  • フェリーターミナルでは「第二桜島丸」が出港を待っています。こちらの港でも船が到着すると同時に次の便が出港する流れになります。
  • 桜島丸
  • 着岸すると乗用車の上部車両甲板にも可動橋がかかって、下船が始まります。船側のゲートは電動で動くようで遠隔操作で開いていました。毎日出入港を繰り返す航路だけに効率化されています。