ごごしま「あいらんど」

高浜港(松山市)〜由良港(興居島)
乗船時期:2017年2月
  • 四国の愛媛県松山市から対岸の興居島まで高浜瀬戸を横切る僅か15分の航路です。
  • 興居島へ渡る四国(松山市)側の港の1つは松山観光港近くの高浜駅前にあります。港の名前は高浜港(大きなくくりで松山港の一部分)です。より松山港と呼ばれる中心エリアに近い方のフェリーが出ている場所は三津浜港と呼ばれています。松山市中心部からは伊予鉄道の郊外電車の終点高浜駅で降りると桟橋の目の前です。松山観光港への連絡バスもここから出ています。高浜駅はレトロな小さな駅です。
  • 駅を出ると正面に桟橋とフェリーが見えています。周辺に売店は右側に見えている小さな商店のみでコンビニもありませんので、事前に必要なものは購入しておくことをお勧めします。興居島にもコンビニはありません。渡った由良港にAコープがあります。
  • 桟橋の横に駐車場と待合所があります。待合所ですが、あくまで待合所で興居島行きのフェリーのチケットはここでは売っていません。中島行きのフェリーはここで乗船券を購入します。興居島行きのフェリーは船内に乗船してからの購入です。というのも、このフェリーは島民中心のフェリーで、両方の港にチケット販売や桟橋での離着桟作業をする係員はいなくフェリーの乗組員だけで運航されています。待合書にはトイレと自販機があります。
  • 特に乗船開始の案内もありませんので、乗船するフェリー「あいらんど」が到着したら自分でフェリーに向かいます。乗船する慣れた人が歩いていくので分かると思います。
  • そのままランプウェイから車両甲板に乗船。車両の人は、乗ったらその場で係員から乗船料の徴収がありましたが、徒歩での乗客には出港後に来るとのことでした。
  • 客室はシンプルで、船首側と中央部に別れています。写真はメインの客室。きついタバコの臭いがするなぁと思ったら、座席に灰皿があり喫煙席になっていました。あまりないことで驚きましたが、乗船直後の2017年3月には船内を禁煙化する予定と掲示がありました。昭和の感じがする昔ながらのスタイルでした。
  • 中央の客室で階段を昇るとちょっとした展望スペースがあります。
  • こちらは前方の客室。前方を見渡すことができます。ここは禁煙ですが、繋がっているのでタバコ臭は十分します。
  • タバコ臭が苦手なので私はデッキに移動しましたが、後部デッキは本来の喫煙場所になるようで、灰皿が設置されていました。海風にあたれば新鮮な空気なのでデッキが心地よかったです。
  • 時間になったら高浜港を出港。対岸に見えている興居島の由良港を目指します。
  • 高浜瀬戸に出ている漁船などを眺めならが15分ほどすると対岸の由良港に到着します。船尾付けになりますが、慣れているのでギリギリで小回りをきかせて見事ぴったりに接岸させていました。
  • 着桟したら船尾のランプウェイから下船します。
  • 松山沖にある興居島からは瀬戸内海のメイン航路になっている釣島水道を見ることができます。
  • 帰りも同じルートで乗船。由良港の簡単な待合所にはレンタサイクルが置かれています。ここも待合所だけでチケット等はなく、そのまま時間になったら乗船します。
  • 由良港にフェリーが入港してから出港まで時間があり人の動きも特に無い桟橋に向かいます。
  • 船尾のランプウェイから、もしくは横に小さな人道橋がありました。どちらかから自由に乗船できます。
  • 車両デッキに車はなく、乗組員もいない静かなフェリーに乗船していくのは初めての経験でした。なお、車両は乗組員が来てからのようで、コーンが置かれていて勝手には乗船できなくなっています。
  • 時間になったら車両の乗船もあり、エンジンもかかって出港。出港時間でもやい綱を一旦離してからも、乗船する車が桟橋に来たらそのままランプウェイを下ろして乗せてあげるアットホームな対応です。
  • 船尾デッキにある自販機
  • この航路は松山観光港からも近いので、松山観光港のフェリーも見えます。
  • 15分ぐらいで高浜港の浮桟橋に到着。
  • 本航路の港には係員がいないため、桟橋にこのようにもやい綱を竿にかけておいて、乗組員が手を伸ばして取って固定しています。
  • 船首ランプウェイから下船し短い船旅でした。