東京湾フェリー「しらはま丸」「かなや丸」

久里浜(神奈川県横須賀市)〜金谷(千葉県)
乗船時期:2013年2月(久里浜→金谷→久里浜)
  • 2013年2月に東京湾フェリーで久里浜(神奈川県)~金谷(千葉県)の往復をしました。行き(久里浜→金谷)は「しらはま丸」(3,351GT)に乗船。東京湾内ということで、船体のスタイルは瀬戸内海に近いものです。この航路は、以前は3隻態勢でしたが、2013年現在は2隻となって毎時1便になっています。3000トンを超える大型フェリーが約40分の航海で東京湾を東西に結んでいます。
  • 久里浜港には2隻分のバースがあります。3隻体制の頃は、並んで係船されているのも見ることができました。
  • 東京湾フェリーは私鉄の京急電鉄系の会社のためか、乗船券が電車の切符と同じになっています。
  • 船内には前方に上下2デッキに前を向いた椅子席と、船体中央から後ろは色んな向きの椅子席、デッキも広くデッキ上にも多くのベンチがあります。
  • 行きの便は、昼過ぎだったためか閑散としていて、人もまばら。
    船内は自由にくつろげました。売店などもあります。
  • 上下2層になっている車両甲板
  • 本船の特徴的なのは、乗船口近くにゴルフバック置き場(写真右)があること、神奈川県方面からフェリーに乗って、千葉県のゴルフ場に行く客が多いようで、こんなスペースがあります。実際、夕方の西航便はたくさんのゴルフバックがありました。
  • デッキも広くデッキ上にも多くのベンチがあります。この日は冬にしては暖かくデッキも心地よかったです。
  • デッキには何かイベントの時に使うのか、飲料を提供しそうなカウンターがありました。
  • この航路の特徴は、日本一大型船が多いのではないかという浦賀水道南口近くを横切ること。この日も出航するとすぐに沖の浦賀水道航路を航行する大型船が見えてきました。時間帯にもよりますが、特に時間を合わせなくても、それなりに近くを大型船が通るというのはよくあります。
  • この日、前を横切って南下しているのは「ENERGT ADVANCE」(119,233GT、290m)、東京ガスのLNG船でした。
  • 約40分の穏やかな航海で金谷に入港。折り返しはもう1隻の僚船の「かなや丸」に乗船しました。細部に違いはありますが、ざっくり見ると「しらはま丸」と同じような作りになっています。
    金谷では出船での着岸。前向きの窓からは、浦賀水道がよく見えます。
  • 夕方16:20金谷発の帰りの便は、行きとは変わって多くの乗客で混雑していました。船内の座席は多くが埋まり、車両も下の車両甲板だけでなく、上にある乗用車用のデッキも使っていました。
  • 出港してから入港までずっと船尾付近に海鳥がずっと付いて来ていました。
  • 復路でも夕方の東京湾内から出航してくる大型船とすれ違いました。
  • 東京湾フェリーが横切るのは浦賀水道南口付近。南下する大型船は、この先でパイロットを下船させます。この場所ではタグ型のパイロットボートが本船に接近していく様子を見ることもできます。
  • パイロットボートが横付けして斜めになっています。こんな様子を近くで見られる航路はほとんどないかと思います。
  • 北上していく東海汽船のジェットフォイル「セブンアイランド 夢」と、客船「かめりあ丸」
    「かなや丸」は夕暮れの久里浜港に定刻で入港しました。