瀬戸内海汽船「シーパセオ2」乗船記

松山観光港〜呉港
乗船時期:
  • 航路図
  • 2025年12月の年末に、四国の松山観光港から広島県の呉港まで、フェリー「シーパセオ2」に乗船しました。広島の瀬戸内海汽船と松山の石崎汽船がそれぞれ2隻の合計4隻のフェリーで1日10往復を運航しています。以前は全便呉港に寄港していましたが、2026年1月現在、1便のみ広島〜松山の直行で、そのほかの9便は呉に寄港しています。
  • 呉港から広島駅
  • 呉港とJR呉駅は歩道橋で直結していて、10〜15分あれば乗り換えが可能です。JR呉駅からJR広島駅まではJRで37分。呉港から広島港までフェリーに乗り続けた場合は広島港まで45分。広島港(宇品)はJR広島駅から離れているため、広島港からJR広島駅まで路面電車で29分かかります。JR広島駅に移動する場合は、呉港で下船したほうが乗換時間を考慮しなくても30分以上早く到着でき便利です。(ただし、呉〜広島のフェリーはすれ違う船もあり楽しめます。)
  • 松山観光港
  • 広島・呉へのフェリーのチケットの販売開始は出港30分前から。松山観光港に40分ほど前に到着したのでまだ開始されていませんでした。この日は年末で乗客が多く、発売開始時刻には10人ほどの列ができていました。
  • シーマックス
  • 松山観光港の正面にある浮桟橋に、広島からの高速船「シーマックス」が入港してきました。「シーマックス」は、この日の10日ほど前の2025年12月19日に就航したばかりの新しい高速船です。それまで就航していたスーパージェット「瑞光」「祥光」の2隻の代替船として船体サイズを縮小して就航しました。
  • 祥光
  • 西側の浮桟橋には、引退したスーパージェット「祥光」が係船されていました。
  • シーパセオ2
  • 今回乗船したフェリーは瀬戸内海汽船の「シーパセオ2」です。姉妹船の「シーパセオ」と同じく、多様な客室がある飽きないフェリーです。
    折り返しの出港約10分前に入港してきました。短時間に清掃作業が行われてすぐの折り返しです。
  • 客室
  • 「シーパセオ2」の船内は姉妹船「シーパセオ」とほぼ同じです。今回は年末の混雑で写真が少ないため、詳細は前回の「シーパセオ」の乗船記をご覧ください。

    船体中央の売店のまわりには、カフェ席のような場所があり、カフェのように寛ぎながら移動したり、作業や勉強をしている人もいました。
  • 客室
  • 客室最前方にあるのが、前方が見えるソファの展望席です。一番前の席は一段低くなっていて、2列目からも前がよく見えるようになっています。最前方の壁にはコンセントも多くありますので、充電環境も確保されます。
  • カーペット席
  • 昔ながらの雑魚寝スペースも右舷側にあります。また、後方にはちゃぶ台のようなテーブルがあるカーペットのスペースもあります。
  • デッキ
  • デッキも充実しているのが本船です。客室後方には椅子やテーブルのあるスペースがあり、屋根もあるので雨の日も外を見ることができます。
  • デッキ
  • デッキの上に上がると、そこにも椅子やテーブルもある広いスペースになっています。
  • デッキ
  • 航行中は風上になる方向に小さな壁があるようになったテーブルと椅子のスペースです。
  • 松山観光港
  • 14:15、定刻で松山観光港を出港します。本船のデッキの一部はブリッジのウイングより外側に飛び出していますので、まるでウイングにいるように少し岸壁の上の角度から離着岸を見ることができます。
  • 第2フェリーバース
  • 2025年6月の小倉松山フェリー廃止に伴い、松山観光港からの夜行フェリーが無くなりました。阪神航路に使用されていた第2フェリーバース(Eゲート)は立派な238mの岸壁ですが、使用されない寂しい状態になっています。
  • 野忽那島付近の航路
  • 松山観光港を出港すると、呉に向けて興居島、中島、倉橋島など島の東側を北上していきます。この航路では、第二基準航路があり、野忽那島の東側を航行する場合と西側を航行する場合があります。経験としては、フェリーは東側を主に使用し、高速船は西側も使用するイメージがあります。
  • 景色
  • 今回は野忽那島の西側を航行しました。天気や風向きだけで選んでいる様子はなく、どのように選んでいるのかはわかりません。
  • シーパセオ
  • 後続のフェリーの便に配船されている姉妹船「シーパセオ」とすれ違います。乗船している「シーパセオ2」と作りはほぼ同じです。
  • シーパセオ
  • ブリッジ下の客室の窓の大きさが目立ちます。
  • 宮島
  • 音戸瀬戸の手前では、瀬戸内海汽船の高速船であるスーパージェット「宮島」とすれ違いました。石崎汽船の2隻とあわせて合計4隻のスーパージェットでこの航路を維持してきましたが、2025年12月の石崎汽船「シーマックス」の就航で石崎汽船の2隻が引退、瀬戸内海汽船「道後」も引退し、スーパージェットはこの1隻だけになってしまいました。「宮島」も建造中の高速船「AIVINT」の完成で2026年春に引退予定です。
  • 宮島
  • 後ろから見てもスタイルが美しい高速船です。
  • 音戸瀬戸
  • 穏やかな瀬戸内海の景色を見ながら進んでいきます。音戸瀬戸が近づくと、瀬戸に向かう船が集まってきます。
  • 音戸瀬戸
  • 音戸瀬戸は狭いため減速航行します。今回は反対側からの船もなく狭い海峡を順調に進んでいきます。
  • 呉港の図
  • 音戸瀬戸を過ぎると右手に廃止になった日本製鉄(日鉄日新製鋼 呉製鉄所)の跡地があり、角を右に曲がると呉港が見えてきます。
  • 呉港
  • 写真の手前側が海上自衛隊の呉基地、奥はJMU呉の造船所です。
  • 翔洋丸
  • 広島から呉を経由して松山に向かう反対方向のフェリー「翔洋丸」とすれ違います。乗船している「シーパセオ2」を運航する瀬戸内海汽船と共同運航する石崎汽船のフェリーです。
  • MAERSK TOKYO
  • JMU呉では大型のコンテナ船「MAERSK TOKYO」が建造されています。
  • なさみ丸
  • 定刻で呉港のフェリーターミナルに到着しました。すぐ横には三洋海事のタグボート「なさみ丸」がいました。