名門大洋フェリー「フェリーきょうと2」乗船記

大阪南港新門司(北九州)
乗船時期:
  • 名門大洋フェリーの「フェリーきょうと2」で大阪南港から新門司港まで乗船しました。この航路は大阪と北九州という大都市を結び、12時間と夜行フェリーでちょうどいい長さのため旅客も多くなっています。
  • 名門大洋フェリーの「フェリーきょうと2」で大阪南港から新門司港まで乗船しました。この航路は大阪と北九州という大都市を結び、12時間と夜行フェリーでちょうどいい長さのため旅客も多くなっています。
    乗船した第2便は到着時刻もゆっくりで旅客の多い便です。出港は19:50ですが、1時間半前の18:20頃から乗船開始でき、この時間には多くの人が乗船手続きをしていました。
  • 「フェリーきょうと2」が使用している大阪南港のF4バースの乗船口へは長いスロープで一応のバリアフリー化されています(長い坂なのでバリアフリーと言えるかどうかは…)。キャリーバッグの移動対策でしょうか。
    ※現在(2016年以降)は、ターミナルビル2階から直接乗船口にアクセスできる通路ができました。

    大阪南港のターミナルについてはこちらをご覧ください。
  • 船内は木目調のデザインが多く、乗船時13年が経過していましたが、まだまだ綺麗です。
  • エントランスにはソファなどが多くあります。
  • レストランはエントランス後部にあります。夕食、朝食ともにバイキングのみでの営業でした。
  • 自動販売機は船内各フロアに数箇所あります。値段は、ペットボトルが160円、缶が130円ぐらいと陸上よりやや高めの設定でした。
  • 就航時からいくつか改修がされていますが、通路奥にあったレストランの入口は塞がれて、右舷側からの入口のみになっています。
  • 就航後に改造された場所で大きいのは、右舷船首側に客室が増設されたことです。2等洋室と1等洋室が増設されています。この影響で展望ストリートは当初より若干短くなっています。この部分は通路が大変狭くなっていてすぐに気づきます。
  • ちょうど、この図の「現在地」の辺りです。
  • この改造で乗組員区画を客室に変えた影響なのか、船尾の広いデッキに新しく乗組員区画の部屋が新設されています。デッキが少し狭くなっているのは残念です。
  • 乗船すると、大阪南港では向かい側のF3バースには四国・東予行きのオレンジフェリーがいます。この日は「おれんじ8」でした。
  • 「おれんじ8」は全長が短いので、「フェリーきょうと2」のでっきから普段は見えない船尾の様子も見ることができます。
  • 「フェリーきょうと2」の船尾はギリギリまで、車両甲板になっていて、船尾の作業スペースが大変狭くなっています。
  • 「フェリーきょうと2」は定刻より約10分遅れの20:00頃に出港。翌日8:30までの12時間半の船旅の始まりです。
  • 出港して1時間ほどで明石海峡が見えてきました。週末は同時刻に新門司港に入港する阪九フェリーの神戸便と前後することがありますが、この日は「フェリーきょうと2」の出港が遅れたこともあり、だいぶ先にいってしまったようです。
  • 2月の寒い日でしたが、明石海峡大橋を見ようと多くの人がデッキに出てきていました。
  • 今回利用したのは特別2等洋室A。上段と下段が交互になっていて階段などを使い、ハシゴを使わなくていい2段ベッド方式の客室です。2等洋室の値段で利用できるキャンペーンがあり、安く利用できました。
    客室内はエアコンの制御はできないので、カーテンを閉めて寝ていると夏でも冬でもだんだん暑くなってくることが多いです。最近このタイプの客室が増えていますが換気の改善方法はなにかないものでしょうか。
  • 乗船した日は金曜日でしたが、船内は大学生とシニアの方が多いようでした。サラリーマンも乗船しているのは都市間を結んでいる航路ならではに感じます。
  • 翌朝は、水平線から昇る日の出を見ることができました。
    関西から西へ向かう下り便のフェリーは日の出が船尾方向になりより見やすいです。
  • 晴れた日にフェリーに乗ったからには、みたいのが朝日です。
  • 昨夜はだいぶ先行していた同時刻入港となる阪九フェリーの「フェリーすおう」が左舷前方にいました。港の中以外であまりこうやって長距離フェリー同士が並走することがないので見ていて楽しくなる光景です。
  • やがて新門司港の入口になり、ぴったり後ろを続いて航行していきます。
  • 手前の緑色のブイが新門司への航路の入口を示しています。
  • 港の中に入り、阪九フェリーは右側へ、名門大洋フェリーは左側に行きます。