別府観光港
温泉地として賑わう別府観光港は、旅客航路の港として歴史が長く、かつては関西汽船が車を積まない瀬戸内海航路の純客船を大阪・神戸まで運航していました。その航路がフェリーに変わって現在の航路があります。2023年の「さんふらわあ くれない」就航に伴いそれまでのターミナルの北側に新たなフェリーターミナル「さんふらわあターミナル(別府)」ができました。旧ターミナルは鉄筋コンクリートの大きなビルでしたが、新ターミナルは必要最小限の機能に絞ったシンプルなものになっています。

確認時期:2023年2月
  • 別府観光港の地図
  • 別府観光港(さんふらわあターミナル(別府))は、別府の市街地の北側にあります。別府港はほぼフェリー航路のみで工業地帯などはありませんので、市街地の真ん中にターミナルがあるとても便利な場所です。公共交通機関ではJR別府駅から国道16号を北側に向かうバスがすぐ近く(国道まで直線で50m、バス停まで200m)を通っています。フェリーの発着に合わせた時間帯はフェリーターミナルの前のバス停「別府国際観光港フェリーさんふらわあ前」からもバスがあります。JR別府駅までは3km(車で7分)の距離です。
    高速道路からのアクセスは東九州自動車道別府ICからフェリーターミナルは一本道でアクセスしやすく、6km(約13分)の便利さです。大分道経由で九州の各地へアクセスが容易です。
  • さんふらわあターミナル(別府)
  • フェリーターミナルは、乗船口以外は平屋のシンプルな作りです。
  • 本日の入港船
  • ターミナルの案内図です。右下が入り口で左側のエレベーター4基で乗船口に上がります。シンプルな作りで、青色の場所がチケットカウンター、周辺にトイレやベビーケアルームなどがあるのみです。トイレの前にコインロッカーがあります。
  • 発券カウンター
  • 発券カウンター。左奥に祈祷室とカームダウン・クールダウンがあります。
  • 待合室
  • 待合室。椅子の数は写真に写っている範囲ぐらいです。中央奥のエレベーターが乗船口に移動するエレベーターです。
  • 充電
  • 待合室には充電用のコンセント・USBもありました。
  • 自動販売機
  • 待合室には、少量の自動販売機もあります。ターミナルのすぐ近く(100m)にはコンビニ(ローソン別府観光港店)もあります。
  • エレベーター
  • 乗船口への移動は、4基のエレベーターで上がります。エスカレーターとエレベーターがあるフェリーターミナルが多い中、エスカレーターはなくエレベーターを4基も設置しているのは珍しいです。エレベーターの事故防止のためでしょうか。エスカレーターより一度に移動できる人は限られるため、集中する下船時は下船口で人数を制限しながら調整していました。
  • さんふらわあターミナル(別府)
  • 海側から見たフェリーターミナルです。エレベーターの部分だけ高くなったシンプルな建物です。
  • ペットお散歩ひろば
  • ターミナルの外には「ペットお散歩ひろば」と書かれた芝生のスペースがあります。フェリーにもウィズペットルームがあるように、ペット連れの旅行者に優しい作りになっています。
  • 別府
  • ターミナルに停泊したフェリーのデッキからは、別府の街並み、九重の山がよく見えます。この道路をまっすぐい行くと別府ICです。