石崎汽船「翔洋丸」乗船記

松山観光港→広島港
乗船時期:
  • 音戸瀬戸
  • 音戸瀬戸が見えてきました。
  • 音戸瀬戸
  • 大きくカーブするため、南側からは瀬戸の中が見えにくく、狭い瀬戸の中で反対側から船が来る時は、この場所で減速して待機することもあります。
  • 音戸瀬戸
  • 音戸瀬戸の横には民家がすぐに立ち並んでいて瀬戸内らしい景色です。狭い海峡でフェリーも近くを通るので景色が動いて見えます。
  • 製鉄所
  • 温度瀬戸を抜けると島に囲まれた天然の地形で穏やかな港、呉港です。江田島と倉橋島に囲まれていながら水深もあり、軍港としても栄えた理由がわかります。大型の船は広島湾内を通って、広島の方から入ってくる必要があるため、時間がかかります。 この航路には乗り慣れていますが、音戸瀬戸を通過したこのタイミングで目の前に広がってくる写真正面の日本製鉄の製鉄所が静まり返っています。いつもであれば見えてくる、もくもくと大量の煙や、停泊船などがありません。工場は見えていますが、人影や動きがなく、不気味なほど静かです。
    72年間続いた呉の製鉄所は、9月14日で設備を停止し閉鎖されました。この場所はこれから10年かけて解体が進められるとのことです。
    今回の船旅では、この景色が一番記憶に残りました。
  • 潜水艦
  • 製鉄所跡地を右に曲がると呉港のメインのエリアになります。製鉄所の次に見えてくるのは海上自衛隊の呉基地です。海上自衛隊の中で最も多い艦船が所属しているそうです。潜水艦もいます。
  • 護衛艦
  • 護衛艦もいます。基本的に自衛艦は入船でつけていますので後ろ姿です。
  • MAERSK EL PALOMAR
  • さらに奥では、JMU呉で建造中の大型船が見られます。以前はタンカーをよく見ましたが、この時は巨大なコンテナ船を作っています。写っている「MAERSK EL PALOMAR」は全長335m、幅51mの12.8万総トンです。
  • 呉港
  • 途中の寄港地、呉港です。ターミナルビルのすぐ隣(写真正面)には、実物の潜水艦も展示された海上自衛隊呉資料館や大和ミュージアムがあります。呉のフェリーターミナルはショッピングセンターのゆめタウン呉と繋がっています。JR呉駅も歩道橋でそのままつんながっていますので、JRへの乗り換えもスムーズです。広島港の場合、JR広島駅まで距離がありますので、JR広島駅から新幹線に乗る場合、呉駅でタイミングよく電車がある時は、呉で乗り換える方が早いことがあります。
  • 海上自衛隊のタグボート
  • 呉港のフェリーバースのすぐ横は、海上自衛隊の小型艦艇がいる場所で、海上自衛隊のタグボートも見ることができます。
  • 呉
  • 呉港は船尾からの着岸です。四国側では船首から、広島と呉では船尾から荷役しています。呉港でも下船する人は多いです。
    呉港でも15人ほど乗船してくる人もいました。陸路でつながっていますが、海から移動する人もいる航路です。
  • 呉港
  • 下船が終わるとすぐに呉港を出港して広島に向かいます。呉港には、不自然に大きなアンテナのある島や、大きなトンネルが掘られたり、フェンスがある島があります。軍港として発展した場所ならではの独特な風景です。