専用バルコニーがあるフェリー
大型の夜行フェリーの中には、一部の上級の客室で専用バルコニー(プライベートデッキ)付きの客室があります。通常の客室では窓はあっても開けることはできず、外の空気を浴びたり、窓なしで景色を見るにはデッキに出ないといけませんが、専用バルコニーのある客室では客室内のドアを開けると専用のバルコニーがあり、客室から大海原を眺めることができます。外気を浴びることができ、客室の換気にもなりますが、ホテルと違い動いている部屋ですので、特に風上側では風は強いです。左舷側の客室では、他の船とのすれ違いもよく見ることができます。
船好きにとっては、客室からデッキに出るまでの時間が必要ないため、すれ違う船や周りの景色を撮影するタイミングを逃しません。
専用バルコニーのある客室の多くは、そのフェリーで最上級の客室に設定されていることが多く、最上階に多くあります。写真で矢印のところにあるのが専用バルコニーです。専用バルコニーがあるフェリーによっては2部屋限定など数が限られることもあり、利用する場合は早めの予約をお勧めします。
九州・四国(太平洋)航路の専用バルコニーがあるフェリー
専用バルコニーは、SHKライン(新日本海フェリー、阪九フェリー、東京九州フェリー、関釜フェリー)や、さんふらわあ(商船三井さんふらわあ、商船三井さんふらわあ)に多く設置されています。沖縄・離島航路の船にはありません。