途中の港に寄港するフェリー

長距離を航行するフェリーの中には、出発した港の次が終着港ではなく、途中の港に寄港する航路もあります。本土の長距離フェリーでは数は減っていますが、島が多い離島航路を中心に多くあります。

寄港する航路の醍醐味は、目的地ではない寄港地を船上から眺めることができること(航路によっては一時下船できることも)、下船する港ではないのでゆっくりと出入港の様子を見ることができることです。

寄港中はエンジンの振動も少なく、静かな船内から荷役の様子を見ることもできます。寄港時間は最低限のため短いことが多く、離島航路では数十分、長い仙台港でも3時間ほどです。貨物の量によっては遅延につながる場合もあります。