九州商船「椿」

五島(福江・奈良尾)〜長崎
乗船時期:2019年12月
  • まだ薄暗く、小雨の降る福江港を定刻の8:00に出港しました。
  • 五島は島が多く連なって見えて景色がいいです。
  • 出港してしばらくすると、前方から白いフェリーがうやってきました。昨夜遅くに博多港を出港してきた小型の夜行フェリー「太古」です。上五島から五島各地に寄港しながら、まもなく最終目的地の福江港に入港します。
  • 9:00、出港して1時間で寄港地の上五島の奈良尾港に到着します。
  • 突き出した突堤のような構造で、左側にフェリーのバース、右側に高速船の浮き桟橋があります。五島では各社様々な港を利用していて、会社が違うと近距離でも別の港になります。良好な入り江が多かったからかもしれませんが珍しいケースに思います。
  • 五島は東シナ海で操業する大型漁船の前線基地として栄えた歴史からも感じるように、大型漁船が港内には多く見られました。
  • 9:15、乗船が終わるとすぐに奈良尾港を出港。まだ見えない九州へ向けて大海原を進みます。波は1.5〜2.0mでしたので往路の「万葉」より少し左右に揺れがあるのは感じますが、酔っているような人は見かけません。
  • 大海原を進む間は、静かな船内で寝ながら過ごします。奈良尾港を出港して3時間あまり、11:25には長崎港の入口に到着します。
  • 左手には、カトリック神ノ島教会が見えています。
  • 11:32、女神大橋の下を潜り、汽笛を2回鳴らします。この航路では各港に入るときに汽笛を鳴らしています。船内には入港前の案内放送が流れて、寝ていた人も起きて忙しく下船の準備が始まります。
  • 右手には長崎港らしい小さな造船所が並んでいます。
  • フェリーターミナル近くになると左手には大型船を建造する三菱重工業長崎造船所があります。このときは、護衛艦や巡視船を多く建造や修繕していました。
  • ターミナル前で、同じ航路の高速船「ペガサス2」とすれ違いました。
  • フェリーとは桁外れの速度で進むので料金は高いですが人気はあります。