東京水辺ライン「あじさい」

葛西臨海公園〜お台場海浜公園
乗船時期:2016年1月(葛西臨海公園→お台場海浜公園)
  • 東京港内を走る水上バスの航路の多くはお台場周辺のエリアに限られていますが、一部に距離も長く、港の外側に近い場所を走る航路があります。今回乗船したのは、そんな航路の葛西臨海公園〜お台場海浜公園の航路。東京港内を横断するように走ります。便数が1日0〜2便で運航日には注意が必要です(上下便で航海する経路も異なっています)
    葛西臨海公園の乗船場所は公園の一番奥にあります。海岸に近づくと浮桟橋があり、そこに向かって下っていきます。
  • 乗船した水上バスは「あじさい」
    1階前方が客室で両サイドにボックス席があります。
  • 1階後方はデッキになっていて椅子もあります。
  • 船尾の階段を昇ると屋上のデッキです。
    ブリッジは1階にありますので360度見渡せる珍しい空間です。
  • デッキの上から、前方を見ながら離岸出港。
    葛西臨海公園の南にある小島との隙間を西へ進みます。
  • やがて、右側に荒川の大きな河口が見えてきます。
    東京都と千葉県の県境は、新しい荒川ではなく、旧江戸川なのでここではなく、葛西臨海公園の東側になります。
  • 荒川の中に入っていく曳船ともすれ違いながら、若洲海浜公園と新木場の間の運河に入っていきます。ここを越えると東京港です。
  • 若洲公園のある砂町南運河を通り、東京港の東側のエリアにはいってきました。東航路の出口になる東京ゲートブリッジが見えています。
  • この辺りは、新木場と呼ばれる木材加工が昔から多いエリアで、東京港としては海外からの木材輸入が多く貯木場もあるエリアです。ただ、近年はここでの原木輸入はあまりないようで、貯木場には木が全くありません。
    この辺りでは、埋立処分場ともなっている海の森公園の工事などもあるのか、台船やフローティングドックなどを多く見かけます。
  • 全国各地の防波堤となるケーソンが浮いています。これは九州・熊本県の三池港のようですね。
  • この航路の魅力の1つは、東京港フェリーターミナルの沖を通ることです。東京港フェリーターミナルに着岸しているフェリーを海側から見ることができます。
  • フェリーターミナルの横にはRORO船が多くいます。
  • 中央防波堤内側の岸壁の前を通ると、東京西航路に出てきます。
  • 東京西航路に出たところで、90度右に向きを変えて港の奥に向かいます。ここにあるのは青海コンテナ埠頭。対岸の左側は大井コンテナ埠頭でどちらも巨大なコンテナターミナルとなっていて東京港の中心地です。
    ちょうど、内航のコンテナ船「ふたば」が離岸中でした。
  • 水産庁の漁業取締船「白竜丸」(1,598GT)が出港してきました。
  • 巨大なコンテナターミナルを間近に見ながら港の奥へ進んでいきます。
  • 冬のこの日も、デッキの上から多くの人が港の様子を眺めていました。
  • レインボーブリッジが見えてくると、この船旅を終盤になります。
  • デッキから船内に戻りました。船内からも広い窓があり、港の景色を眺めることができます。
  • お台場海浜公園の浮桟橋に到着し、約50分の長めの水上バスの旅は終了しました。
    往復乗船の人はこのまま降りずに葛西臨海公園に戻ります。復路の航路は往路とは少し異なり有明運河を通ります。