安栄観光「第十二あんえい号」「うみかじ」
八重山諸島航路
乗船時期:2016年3月(石垣島→西表島→石垣島)
  • 日本の最南西端に位置する八重山諸島の中心となる石垣島から西表島まで乗船しました。
    八重山諸島は沖縄本島からも500km近く離れていて、空路以外では現在他の地域と行き来することができません(昔は、名古屋〜大阪〜沖縄本島〜宮古島〜石垣島〜台湾の航路がありましたが、2008年に廃止されました)。八重山諸島の交通は、本土や那覇からの空路がある石垣島を中心に各島に多くの高速船が出ています。
  • 八重山諸島の航路の中心となるのが石垣島離島ターミナルです。2007年ごろに新しくなったもので、2階建の大きなターミナルです。石垣市の中心部付近にあります。
  • ターミナルの内部は大きな吹き抜けのロビーが左右に伸びているだけのシンプルな構造です。正面から入って、右後ろが今回乗船した安栄観光のカウンター、左後ろが八重山観光フェリーのカウンター、左奥が石垣島ドリーム観光のカウンターになります。安栄観光と八重山観光フェリーは共同運航しているため、どちらのチケットを購入しても両者の船に乗れます。
    左右の突き当りにはそれぞれ、売店が数店あり、食べ物も購入することができます。
  • ターミナル奥のドアを出ると、乗船する浮桟橋側に出ます。ターミナルの内を通らなくても外から自由に桟橋に行くこともできます。
  • 海の透明度はとても高く、晴れた日には停泊している船の海中部分まではっきりと見ることができます
    ※同じ場所付近で別の日に撮影
  • たくさん就航している船の配船は固定されていません。各社、どの島へのどの便に何が就航するかは、当日桟橋付近に貼りだされています。
    なぜ船名まで貼りだされているのかというと…まわりに陸地が全く無い外洋航路もあり、荒れるときは荒れるため、揺れの少ない大型船の便を選べるようにかもしれません。(全く揺れ方が違うので)
    この日乗船した09:40石垣発の西表島(大原航路)は「あんえい12号」となっています。正式な船名は「第十二あんえい号」
  • こちらが「第十二あんえい号」(19GT)。2003年就航で総トン数は19トンと小型船舶の範囲になります。八重山諸島で主力になっているのはこのタイプ(19トン)の高速船。小さめですが速度は速く34〜40ノットぐらい出るので、よく揺れます。最前部にブリッジがあって、前方の客室、船尾には簡易的に室内になった船尾の客室があります。
  • こちらは安栄観光と共同運航している八重山観光フェリーの高速船。作りは似ています。ブリッジの上に青い帯があるのが特徴。
  • こちらは石垣島ドリーム観光の高速船。こちらも似た作りで黄色のカラーリングが特徴です。
  • 各島へは頻繁に運航している高速船の他に、週数回運航しているフェリーがあります。写真の「かりゆし」もほぼ貨物フェリーで、外見上客室はありません。デッキの上などで過ごすようです。基本的に人の移動は高速船を使うようです。
  • 出港10分前に乗船開始で「第十二あんえい号」に乗船しました。前方の客室は3列+3列の広いバスのような構造です。一番奥がブリッジになっています。この前方客室は場合によってはかなり揺れるので、シートベルト必須を書かれています。過去にもお年寄りが腰の骨折する事故が数回起きているようです。
  • 後部は半分デッキに壁を作ったような客室があります。こちらはあまり揺れないためかプラスチック製の座席で、シートベルトもありません。
  • 石垣島はサンゴ礁に囲まれていて、海岸線は鏡のように凪になっていますが、出港すると高速で航行するため、徐々に揺れるようになりました。窓は絶えず波で洗われています。穏やかな日でこれぐらいでしたので、荒れた日はすごいことになりそうです。
  • 竹富島に近づくと海の色がさらに綺麗なエメラルドブルーになりました。
    八重山諸島の島の周辺はサンゴ礁でとても浅くなっていて、竹富島近くのこの場所も高速船が通れるように航路として整備してそれでも水深3〜4m程度を確保しているぐらいのようです。普通の貨物船でも入れない水深です。航路の位置が分かるように時々、灯標(ブイでなく)があります。
  • 約40分の航海で西表島大原港に到着しました。
    西表島には2つの港がありますが、竹富島の南を通る大原港へのルートはあまり欠航しません。一方で、上原航路は冬季を中心によく欠航となります。
  • ここからは帰りの便ですが、八重山諸島の航路は乗客が多く、西表島から石垣島に向かう便にも長い行列ができていました。
  • 旅客の多い時間には、各社数隻だけ持っている比較的大型の高速船が配船されています。
    この日の便には「うみかじ」(65GT)が来ました。
  • 2階建の高速船ですが、客室は下のデッキだけです。客室は前方、中央、後方に分かれています。
  • この便には、人だけでなく宅急便などの小荷物も載せていました。