短距離航路(index)
◇乗船記
・津軽海峡フェリー
「ブルードルフィン」
「びなす」
・佐渡汽船
「ときわ丸」
「おけさ丸」
・東京観光汽船「海舟」
・東京水辺ライン「あじさい」
・東海汽船「さるびあ丸」
・東海汽船「橘丸」
・リザーブドクルーズ「Jetsailor」
・横浜港 シーバス
・東京湾フェリー
「しらはま丸」「かなや丸」
・駿河湾フェリー「富士」
・伊勢湾フェリー「鳥羽丸」
・雌雄島海運「めおん2」
・瀬戸内海汽船「石手川」
・ごごしま「あいらんど」
・関門汽船「しいがる」
・若戸渡船「くき丸」
・桜島フェリー「桜島丸」
・安栄観光「第十二あんえい号」「うみかじ」
◇乗船記
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「ブルードルフィン」
「びなす」
・佐渡汽船
「ときわ丸」
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・伊勢湾フェリー「鳥羽丸」
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・瀬戸内海汽船「石手川」
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・関門汽船「しいがる」
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・安栄観光「第十二あんえい号」「うみかじ」
リザーブドクルーズ「Jetsailor」
みなとみらい(横浜港)〜羽田空港
乗船時期:2017年3月
みなとみらい(横浜港)〜羽田空港
乗船時期:2017年3月
- 首都の大動脈の中を走る航路として、あまり知られていない航路が羽田空港からの航路です。今回はその1つ横浜〜羽田空港に乗船しました。横浜〜東京の航路としては週末の夜のみ運航される東海汽船の大型客船がありますが、こちらは昼間に運航されます。ただ、週にたったの1便。日曜日だけの運航で知られていないのも無理がありません。船の小型のものを使っているため、東京湾に出ずに、川崎港の中心部京浜運河の中を航行します。京浜運河は工業地帯の中心にあり、狭い場所に多くの大型貨物船がいます。自然は全くありませんが、究極の人工物の世界として、工場夜景でも知られる場所です。
- この航路は、まず乗船から難易度が高いです。時間前にみなとみらいの桟橋に行ったものの、チケットの販売場所が分からない・・・。ターミナルの中で係員に聞いても、誰も知りません。航路は知っていますが「どこでやっているんだろう??」と。探してようやく、桟橋の入口でチケットを売っているのが分かり、無事に購入することができました。今回乗船する「Jetsailor」は写真右側のボートです。
- みなとみらいを出港すると、海上保安庁横浜基地の巡視船「しきしま」などを眺めながら、シーバスで普段見るような横浜港を離れていきます。「しきしま」は日本最大の巡視船です。元々はフランスからのプルトニウム輸送の護衛用に作られたため、武装度が高い巡視船で、他の船と違い頑丈な艦船の設計になっているそうです。船尾のヘリコプター格納庫の上にも機銃があるなど、通常の巡視船の範囲を超えた能力を持っています。
- 大黒ふ頭と鶴見方面を結ぶ橋を潜ると、いよいよ京浜運河の世界が待っています。京浜運河は高度成長期を支えた横浜〜川崎の工業地帯の真ん中を横切っていて、狭い運河を数万トンのタンカーも頻繁に行き交う、日本では他にない場所です。危険な海域のため、現在も3000トン以上(危険物積載船は300トン以上)が強制水先になっている場所です。小型の本船は海面に近い場所からの景色を楽しめます。
- 狭い京浜運河の中にあるドルフィンにもこんなに接近して通過します。ちょうどこの辺りの海域でこの海域の危険性を物語る「第一宗像丸」と大型タンカーの衝突・火災事故が今から55年前あり41名の方が亡くなっています。こういった事故も過去にあり、この工場地帯の海域は、厳しい制限だらけになっています。大型タンカーの入港時はすべての船の航行が制限されます。
- 日清製粉鶴見工場では、バルクキャリア(32,714GT 58,068DWT 190m)が荷役中。このあたりが横浜市と川崎市の協会です。市としては別で港湾局もそれぞれにありますが、港として京浜港横浜区としてほぼ一体になっています。タグボートや水先区も共通です。