桜島フェリー「桜島丸」

鹿児島港〜桜島港
乗船時期:2013年7月(鹿児島港→桜島港)
  • 鹿児島で気軽にいい船旅ができる航路と言えば、桜島フェリーです。桜島フェリーは、鹿児島市と対岸の桜島を結んでいる鹿児島市営(合併前の桜島町営)のフェリーです。
    桜島は噴火で大隅半島と陸続きになっていますが、鹿児島市側とは錦江湾で隔てていて、このフェリーが道路のように常に結んでいます。
    市営ということもあって、約15分の乗船時間で、料金はなんと150円(人のみ)。24時間運航で、日中は10分毎の出港だったりします。船の大きさも最大1,300GTと大きめです。このような航路は日本国内に他に無いのではないかと思います。
    乗船したのは2011年竣工の「桜島丸」(1,330GT)。ピンクのラインが特徴的です。
  • 船内は歩ける範囲が広く、ブリッジ横のデッキにも移動できます(ウイングがない)。写真で右側に見えているのがブリッジです。
    鹿児島港には3バースあって、次々と休みなく出入りしています。
    鹿児島港を出港すると直後に水族館横の狭い防波堤の隙間を通ります。(写真右奥)
  • 船内は新しくバリアフリー化されています。
    ブリッジの下のデッキも客室からも前方が良く見えます。
  • ショップやうどん屋さんもあります。
    うどん屋さんは、他の船にもあり、よく知られているようです。
  • イルカの目撃情報を書いた掲示板がありましたが、あまりリアルな情報は書かれていませんでした。
  • デッキも広くなっています。
  • ブリッジ横のデッキには無料で使用できる双眼鏡が置かれています。
    船上からは、すれ違う桜島フェリーや、鹿児島港に出入りする船を見ることができます。
  • わずか15分の航路ですが、ゆっくりとした時間が流れます。
  • 都会の鹿児島港と比較すると、自然が多い桜島港のターミナルに到着。
    折り返し便や休憩中のフェリーがとなりのバースにいます。
  • 桜島港のターミナルには、桜島フェリー6隻のリアルタイムの位置が表示された地図があります。AISのデータを使った表示でしょうか。
  • 桜島は日本で最も活発に活動している火山ですが、その沿岸に住む住人の避難も桜島フェリーは担っています。
    掲示されていた防災マップをよく見てみると、避難場所となっている各集落の港には、どのフェリーが救助に向かうのか船名がかかれています。非常時の避難ルートとしても6隻のフェリーが活躍するようです。