台湾へのフェリー航路

  • 航路図
  • 2026年5月に石垣島と台湾北部の基隆の間に商船やいま(YAIMA LINE)による新規航路が開設され、台湾との間のフェリーが18年ぶりに誕生しました。かつては、名古屋〜大阪〜那覇〜宮古島〜石垣島〜台湾(基隆)の航路を有村産業が運航していましたが2008年に廃止されています。
    石垣島と沖縄本島の間には貨物船しかなくフェリー航路はありませんので、石垣島までは飛行機で移動する必要があり、本州や九州からフェリーだけで台湾に移動することはできません。
    石垣島と台湾の距離は近く、石垣島〜基隆港も直線距離で260kmと中距離フェリーの距離です。そのため、航海時間も9〜11時間と短く、寝る時間がほとんどのクルーズになります。
日本台湾会社・就航船
石垣島
21:00
基隆
08:00
やいま商船①
台湾日本会社・就航船
基隆
23:00
石垣島
08:00
やいま商船①
2025年5月の運航開始後、現時点では石垣島を21時、基隆港を23時に出港して、目的地に朝8時に到着するダイヤで運航されています。運航日はまだ定まってなく、6月までは週1便、7月は週2便と発表されています。今後変更される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。
写真なし
①YAIMA LINE(やいま商船)
石垣島〜基隆
「やいま丸」
2004年建造
就航しているフェリーは、1997年に「さんふらわあ くろしお」として三菱重工業下関で建造されて東京〜那智勝浦〜高知に就航した船で、韓国に売られて2002〜2025年は「PANSTAR DREAM」として大阪〜釜山(韓国)に就航していました。
国際総トンでは21,688総トンですが、国内フェリーに適用される国内総トンでは約1万トンのサイズです。
  • 客室比較表
  • 客室は、客室内にシャワーとトイレがある2名個室のロイヤルスイート・デラックススイート、4名のファミリールーム。バストイレなしのスタンダード(6名・4名・2名・15名)があります。スタンダードは個室なのかの明記はありませんが、1名料金と1部屋料金の2つが設定されていて、1部屋貸し切って個室にする場合は1部屋料金となるようです。1部屋料金は、定員人数分の1名料金となっています。ロイヤルスイートを含めてバスタブがある客室はなく、シャワーのみになっています。ファミリールーム(4名)とスタンダードA(6名)、スタンダードC(6名)、スタンダードG(15名)は、板張りのフローリングの部屋で床に布団を敷く形式になっています。これは、韓国航路の「PANSTAR DREAM」の時代に、旧2等や和室の絨毯敷だったものを板張りにしたものをそのまま使用されているものと思われます。ロイヤルスイート、デラックススイート、ファミリールームは窓付き、スタンダードは窓なしのインサイドになっています。基本的に「PANSTAR DREAM」の構成から大きく変わっていません。
  • 設備概要比較表
  • 船内設備は、もともと大阪〜釜山の長距離を「PANSTAR DREAM」としてクルーズフェリーとして運航していた船体のため、短時間の航海のわりに整っています。船内にはレストランのほか、「Café YUME」というカフェスペースもあります。「さんふらわあ くろしお」時代からの大浴場のほか、売店やカラオケルームもあります。本船は日本国内フェリーから始まり、韓国航路、台湾航路と続いているため、3カ国の文化が混ざったような船になっています。
石垣島でのフェリーターミナルは固定されてなく、石垣島の西表島などへの離島航路があるターミナルから西に600mある「石垣港ターミナル」(東横イン近く)または、そこから南西に1.3kmの対岸の人工島にある石垣港国際ターミナルを使用しています。現時点では日によって利用ターミナルが異なるようです。いずれへも離島航路のターミナルから連絡バスが運航されています。
台湾側は、基隆駅からも近い東岸旅客センターや飲食店などの商業施設があるエリアの前の19番バースを使用しています。ターミナルはその東岸旅客センターがメインで使用されていますが、対岸の基隆駅の北東にある西岸旅客センターが使用されることもあります。