パンスタークルーズフェリー

「PANSTAR MIRACLE」

船名「PANSTAR MIRACLE」
総トン数 22,129GT(国際) 9,958GT(国内)
全長・全幅171.2m×25.4m
航海速力23kt
旅客定員355名
積載能力254TEU
造船所大鮮造船(韓国・釜山)
建造2025年4月就航
IMO No.9980148

船の概要

「PANSTAR MIRACLE」は「PANSTAR DREAM」の代替船として、2025年に韓国の大鮮造船で建造されました。それまでに就航していた「PANSTAR DREAM」は日本の国内フェリーだった「さんふらわあ くろしお」の中古船でしたが、本船は韓国で新造されました。多くの場所に掲載されている22,129総トンは国際基準によるもので、日本国内のフェリーに適用される国内総トンとは数値が異なっています。日本国内のフェリーと比較する場合は9,958国内総トンで、近年の瀬戸内海の長距離航路のフェリーと比較すると一回り小さいサイズになります。コンテナなど物流を担うフェリーですが、韓国側からのクルーズ需要を想定し、旅客設備はクルーズ要素が重視されていて、豊富な設備があります。物流とクルーズの二面性がある船になっています。

客室

客室は、クルーズ要素を重視しているため、上等級が多くなっていて基本的には個室です。4人部屋のインサイドとオーシャンビューは、定員に満たない場合に相部屋として利用できるとの情報があります。ただ、通常の広い2等寝台クラスの部屋と違い4人部屋で客室内にシャワールームがあるタイプですので違った感覚になるかもしれません。 ロイヤルスイートとバルコニースイートはバルコニー付きの客室です。いずれの客室もバスタブはないシャワールームが客室内にあります。

船内設備

船内設備は、クルーズ要素を重視していることもあり充実しています。レストランもメインのレストラン"Mascarade"の他に"BADA"、スイート以上の乗客向けの"Yume"、ロイヤルスイート以上の乗客向けの"MU GUNG HWA & CHERRY BLOSSOMS"など4種類あるなど通常のフェリーとは異なり等級別の世界になっています。外国船ですが大浴場やサウナもあります。売店は、通常のコンビニの他に、国際航路らしく免税店もあります。そのほか、プールやジャグジー、カジノやヨガルームなどの設備もあります。