日中国際フェリー

「蘇州号(Su Zhou Hao)」

大阪神戸~上海(中国)に就航(引退済)
船名「蘇州号(Su Zhou Hao)」
総トン数 14,410トン(国際)
全長・全幅154.7m×22m
航海速力21kt
旅客定員272名
積載能力-
造船所新来島どっく大西
建造1993年1月建造
2024年6月引退
IMO No.9030632
「蘇州号(Su Zhou Hao)」は中国の船会社、上海国际轮渡有限公司(上海フェリー)によって運航されていましたが、2020年の途中から経営難により、ほぼ同じ航路を運航する日中国際フェリーに運航が引き継がれました。2020年12月以降は、「新鑑真(XIN JIAN ZHEN)」とセットで、神戸港にも入港し、上海〜大阪・神戸を結んでいました。2024年に新造船「鑑真号」が就航したことに伴い引退しました。

国内フェリーが使用する国内総トンでは8000〜1万トン程度の大きさになるかと思います。
客室は、国内航路と同様に、相部屋の雑魚寝の2等からリビングとベッドルームが別れた個室の貴賓室まで7ランクあります。時間はかかりますが、2等であれば学生往復2万7000円、一般は3万円(2019年現在)という安さで中国に渡ることができます。

パブリックスペースは、レストランやラウンジ、売店、ゲームコーナーのほか、中国らしく麻雀室があります。日本の船のように展望風呂がありますが1等以上限定で、2等はシャワートイレになります。中国の船ですが、船内通貨は日本円のみになっています。瀬戸内海を航行中は、日本国内航路と同様に大半の場所で日本の携帯電話の電波がつながります、玄界灘を抜けて東シナ海に出ると大海原ですので携帯の電波は無くなります。船内には医務室があります。

「蘇州号」(上海港)