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香港(北角〜九龍城)
乗船時期:2016年6月(北角→九龍城)
スターフェリー
ほど有名ではなく地元の交通手段として香港島と九龍半島を結んでいる航路があります。香港の離島などへの航路を運航している新渡輪(Frist Ferry)の北角〜九龍城航路、北角〜紅磡の航路。スターフェリーより東側の北角から出ています。
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新渡輪のオフシャルサイト
使用する船は時間によって異なっているようですが、このときは「PLENTY RIVER」という上下2層の小さめの船。排水型の船で、車両の積載はなく旅客のみの船です。
乗船した北角の港へは、MTRの北角駅から徒歩5〜10分ほど。近くにはトラムが商店街の中を走ることで有名なエリアもあります。アクセスは便利です。
北角のフェリーターミナル、この場所の東側には別の場所への航路のターミナルもあるようです。入口にはセブンイレブンもあります。
日常的な買い物の場所にもなっているのかターミナル内には魚屋が数件ありました。
北角からは、九龍城だけでなく、紅磡までのフェリーも出ています。乗船ゲートはどちらも同じで同一料金6.5HKD(約91円)です。お金を支払う乗船口を通過してから再度行き先別に別れる戻れないゲートがその先にあります。
2つ目のゲートがこちら。ここでは料金は徴収されず一方通行の待合室の入口です。右側が九龍城。ここに入ってしまうと金網で囲まれた待合室に閉じ込められトイレにも行くことができなくなります。
九龍城と紅磡、どちらの航路も30分に1本程度の頻度です。
待合室にエアコンはありませんが、クッションのある椅子で待つことができます。
折返しの船が入港してくると、金網のゲートが開かれて乗船開始です。
至ってシンプルなフェリーです。1階席は1部屋の大きな部屋でプラスチック製のベンチがあるのみ。
2階席も似たような構造をしています。窓は手で開けられるようになっています。窓が開いていましたがスコールが降ってきたので乗組員が閉めていました。
後部ではデッキに出ることができます。出港する頃には雷雨になってきました。香港ではよくある天気で1時間ほどで止みます。
隣には両頭フェリーと思われる船がいました。この船は觀塘への定期船の他にクルーズをやっているようですが、人の気配や動いているようには見えずよく分かりませんでした。
北角を出港し、後ろを振り返ると海岸線ギリギリまで高層ビルが並んでいる香港ならではの風景が見えてきました。フェリーターミナルが小さく見えます。
同一航路を航行している「SING WAY 11」と途中すれ違いました。
香港は客船が多い割に岸壁がなく、多くの客船(カジノ船)は沖のブイに係留しています。
旧啓徳空港の場所は現在客船ターミナルが作られているようです。
雨は降っているものの穏やかな港内を北上していきます。
やがて、九龍半島に近くなり、狭い水路に入って行きました。この辺りは、防波堤などが海上の構造物が多く海岸線に沿って北上していきます。
同じスタイルをした高層マンションが並んでいました。
出港して10分弱で九龍城のフェリーターミナルに到着します。この辺りには鉄道はありませんので、バスでの移動となります。ターミナルの前に大きなバスのりばがあり待たされることはないと思います。