イスタンブールの渡船

トルコ・イスタンブール
Kabatas→Kadikoy・Kadikoy→Eminonu
乗船時期:2013年10月
  • まず乗船したのはKabatas(ヨーロッパ側新市街)→Kadikoy(アジア側の中心)の航路
    この航路はKabatasがそんなにメインの場所でないのもあって、旅客定員が多くないシーバスタイプの船で運航されています。30分に1本の頻度でした。

    写真はKabatasのターミナル。近くにもう少し長距離の航路のターミナルもありそちらではテロ警戒が厳しくターミナルに入るのにも金属探知機とX線検査がありますが、通勤航路のこちらのターミナルには穏やかな時間が流れています。
  • いつでも自動改札機を通って待合室に入れます。イスタンブールの地下鉄と同じイスタンブール版Suicaのイスタンブールカードが使えます。料金は一律になっていてたしか3TL(=約150円)。
  • 待合室で待っていると、ドアが開き船へ。
    目の前のバースに船が来るのかと思いきや、桟橋のだいぶ先の先端に頭をつけたシーバスが待っていて、船首から乗り込みました。
  • 写真は乗船した船と別の船の写真ですが、外観は同じような感じです。シーバスタイプの船にも1Fに売店があって、チャイや簡単なものの販売があります。
  • 船内は1Fと2Fの前半分はソファタイプの客室。
  • 2Fの後ろ半分と周囲はデッキになっています。
  • 船は全員乗るとやがてバックして離岸しました。
    が、少しバックしたところで、ギリギリでターミナルから駆け込んできる乗客がいるのが見えると、10mぐらい離岸していたのに再度前進し頭を付けて、乗客を乗せました。
    日本だったら離岸後に再度乗せてくれることはなさそうですが、暖かいトルコ人の優しさを感じました。
  • 出港するとすぐ右手にイスタンブールの客船ターミナルがあります。毎日2〜5隻の大型客船が入港していて日本では見られない光景です。
  • ボスポラス海峡を横切るので、例外なくいろんな船に出会え景色も綺麗です。
  • 乙女の塔と呼ばれる観光地の横も通ります。
  • アジア側のターミナルKadikoyの北側にはタグの待機場所もあります。ボスポラス海峡の北部にも1隻待機しているのをみかけましたが、メインの待機場所はここのように思います。たまに、クルーズ船の岸壁横で待機していることも。
  • Kadikoyには、鉄道のアジア側の起点だったハイダルパシャ駅があります。
    海岸ぎりぎりに建てられた駅舎がアジアの鉄道の起点だと思うと感慨深いものがあります。ここからは、国際列車としてイラン・イラク・シリアへの便が出ていました。どの国も紛争が多いだけに、休止期間も多かったようです。暗く戦争集結して、バクダットへの便は再開されていたようですが、シリアへは休止のままのようです。
    "だった"というのは昨年、高速鉄道計画のためにこの駅が廃止されてしまったからです。トルコ政府は突然の計画というのが多いようで、数カ月前のデモ騒ぎと同じように、こちらでも廃止からホテルへの改造計画が出て地元での反対運動が起きているようです。
  • 到着したKadikoy(アジア側)のターミナル。帰りはここから、ヨーロッパ側旧市街のeminonuまで乗りました。
  • 海峡を渡る航路のメインとも言える航路です。
    帰りは、ワプルと呼ばれる客船で旅客定員が多いタイプ。ボスポラス海峡クルーズでも使われているタイプです。船名は「FAHRI S. KORUTURK」658GT 75.5m 1989年建造で旅客定員2100名とワプルで最大クラスのサイズ。Kadikoyから乗船する場合は行き先が3つに分かれているので間違えないように注意です。しかも名前が似ていて・・・。
  • もちろん、この船にも売店があり、船内ではチャイなどが売られています。
    船内の様子についてはボスポラスクルーズの乗船記を御覧ください。
  • ボスポラス海峡を渡る時間は、休憩にちょうどいい時間なので、多くの人がチャイを飲んでいます。0.75TL(=40円)と安いです。
  • 窓の外には世界遺産になっているブルーモスクなどのモスクやアヤソフィアなど、美しい景色が広がっています。
  • 多くのフェリーや渡船ともすれ違います。
  • こちらはフェリータイプ。