ボスポラス海峡のフェリー(1)

トルコ・イスタンブール(Sirkeci→Harem)
乗船時期:2014年9月
  • トルコ・イスタンブールのボスポラス海峡を渡る旅客船の航路は様々な航路がありますが、多くは車が乗ることができない旅客船の航路です。唯一、大手フェリー会社のIDOが運航するSirkeci〜Haremの航路だけ車も乗船できるフェリーで運航されています。
    シルケジから対岸まで最短距離で15〜20分で渡れるもので、約1000トンの両頭フェリー4隻で運航されています。うち3隻が写真のタイプで、残り1隻がこちらのページで紹介する古いタイプの船になっています。
    この航路には人のみ(車両無し)でも乗船できます。
  • Sirkeciの旅客ターミナル
    港の名前はSirkeciとなっていますが、【エミノニュ】の渡船の乗り場の隣ですのでわかり易い場所化と思います。トラムのSirkeciまたは(エミノニュ】駅からすぐです。 イスタンブールカード(イスタンブール版Suica)が使用でき運賃は1〜2TL(50〜100円)です。
  • ゲートを通るとこのような場所で乗船を待ちます。短距離航路に4隻ものフェリーがピストン輸送していて、Sirkeciには常時1隻待機(次の便の船が入ってきたら、待機していた船が出航する)しているので待ち時間はほとんどありません。
  • ここのフェリーも車両甲板のランプウェイから乗船です。ランプウェイに人道の部分が確保されています。
    なお、短時間の接岸で接岸中ももやい綱は使用して無く、プロペラを岸壁側に前進させて押さえつけています。
  • 車両甲板。
    デッキは上から、ブリッジ、乗組員区画、旅客デッキ、一部旅客デッキ1(撮影している高さで、車両甲板の吹き抜けになっていない両サイドのみ)、車両甲板です。
  • 旅客デッキの前方と後方にあるデッキ席。
    お外が好きなトルコ人はここに多くの人が出ています。
  • 旅客フロア。売店もあります。
    同じIDOが運航するYalova航路の船と似ていて、2〜6人のテーブル付きの座席が並んでいます。
  • Yalova航路の船にはなかった2人の座席もありました。短距離なので少人数での乗客も多いということでしょうか。
  • Sirkeciに接岸しているときは、Karakoy側に接岸しているクルーズ船がよく見えます。
  • 出港してしばらくすると右側に海に向かって伸びる線路が見えます。トルコ国鉄のヨーロッパ側の終点Sirkeci駅から伸びる線路で、ヨーロッパ側とアジア側を繋ぐ鉄道連絡船の発着所です。貨物のみの輸送のようです。2013年のマルマライ開通で貨物も海底トンネルに変わる予定のようですが、この当時移行が終わっていたのかは分かりませんでした。
  • Karakoyのクルーズ船の岸壁(3〜5隻程度接岸可能)が埋まっているときには、この旧市街側の岸壁にもクルーズ船が入ります。この時いたのは「Louis Cristal」
  • ボスポラス海峡を横切るとき、少し変わった船とすれ違いました。
  • アジア側の港Haremの近くにはウクライナ行きフェリーの岸壁があります。週2便程度出ているようです。
    「GREIFSWALD」(24,084GT)
  • こちらはフランスへの航路に就航しているRORO船「AYSHE」(23,503GT)
    お気づきになられるかもしれませんが、元「さんふらわあ とまこまい」です。