「ビートル」「ビートル二世」「ビートル三世」

JR九州高速船のビートルは、福岡市の博多港から韓国第2の都市釜山を結ぶ高速船の航路です。福岡市と釜山は200kmほどしか離れてなく、ジェットフォイルで3時間ほどの距離になります。どちらの港も市街地に近くアクセスがいいことから利用者が多く、飛行機よりも多くの人が船を利用しています。同じ航路を大型フェリー「ニューかめりあ」が運航していて釜山→博多は夜行便になっています。一方で、このビートルはすべて日中の運航です。組み合わせて利用することでより柔軟なスケジュールを組むことができます。
一部便は対馬の比田勝に寄港しています。国内間(博多〜比田勝)の乗船は、九州郵船の高速船航路として販売があり乗船することが2018年から可能になっています(チケットはJR九州高速船と九州郵船両方で販売)。国内航路と国際航路になるため、旅客区画は分離(2階席の左舷側26席または78席)されています。国内航路と国際航路が同乗できるのはここだけになっています。 ビートルは、ボーイング社のジェットフォイルで、他のジェットフォイル同様に規格化された飛行機のような船内です。運航中はシートベルトの着用が必要ですのでフェリーのように動き回ることはできません。普通席175席とグリーン席16席があります。

JR九州高速船は2020年夏に新しい大型高速船「QUEEN BEETLE」を就航させる予定です。この高速船は大型になり、シートベルトを着用する必要もなく船内を歩きながらゆっくり過ごすことができるようになっています。詳しくは新造船情報をご覧ください。