- エレベーターです。船用のゆっくりとしたものですが、乗船したときの「中甲板」から客室フロアの「3〜5甲板」を移動することができます。○階ではな甲板の表現になっています。本船の表示は、日本語表現が多かったです。
- 22:17、港の奥の方から1隻のボートがこちらに近づいてきます。パイロットボートです。「ニューかめりあ」は釜山港で毎回パイロットを乗船させています。パイロットボートの待機場所は旧国際フェルーターミナル付近にあります。
- 通常パイロットさんが乗船してから船の離岸までは色々船の特性の引継ぎなどあるため30分程度はかかることが多いように思いますが、毎日入港している船と会って引継ぎなくすぐに離岸作業開始です。パイロットボートが横付けした22:19から6分後の22:25には岸壁を離れました。船内を移動するだけでも時間かかると思いますし、乗船次第の出港になっているようです。
- 橋の横にはコンテナターミナルが広がっています。この近距離の岸壁が数日前の入港のとき(「SEONG HEE」乗船記)には濃霧で見えませんでした。
- 下船は航行しながら行われます。本船側は低速で針路を変えずに走り続けます。パイロットボートが左舷の縄梯子の用意された場所に接近。外からはよくみる光景ですが、自分の乗っている船で見る機会はなかなかないです。国内航路でパイロットを乗せることはありませんので国際航路ならではの光景です。
- 折返していくパイロットボートと釜山港の入口の防波堤。数日前の濃霧ではこの防波堤も見えませんでした。
「ニューかめりあ」は夜の玄界灘をゆっくりと南下していきます。出港後、1時間もせずに韓国側の携帯の電波は入らなくなり、日本側の電波が入るまでは圏外になります。
この日は全く揺れを感じることのない穏やかな航海でした。
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7時半に下船して入国します。入国審査のゲートは日本人と外国人で分けられていて、日本人用は1つでしたが日本人は少ないのでほとんど並びません。国際航路のフェリーに乗るときの楽しみの1つは、飛行機の旅では押されないスタンプがイミグレで押されることです。ここ、博多港から出入国するときのスタンプは「HAKATA(博多)」になります。港の名前が福岡ではなく博多港なので、福岡空港とは違うスタンプです。
右側は以前、博多港から出国したときのもの
※画像は一部加工しています。
ターミナルの設備については博多港国際ターミナルのページで紹介しています。