関釜フェリー「SEONG HEE」乗船記
下関港(山口県)→釜山港(韓国)
乗船時期:2017年7月
    • 船内の売店は、韓国のコンビニGS25がそのまま入っています。小さなコンビニとしての品揃えで、売っているものはすべて韓国側の商品です。韓国側の船ですので船内通貨はウォンで、レートが書かれていて両替もできるようでした。そんなに悪くない一般的なレートだったと思います。
    • コンビニの前には、テーブルと椅子のスペースがあって、コンビニで買ったものを食べる人はここで食べていました。
    • 売店は韓国側の商品ですが、日本側の商品を販売する自販機があります。本船で唯一日本側になっている部分かもしれません。ビールは500mlで250円、350mlで200円。自販機に書かれている案内は韓国語と日本語で「18才未満ビール利用禁止」。ん?韓国側の法律で18歳未満が禁止。その直訳なので日本語の案内も18歳未満になっています。厳密にすると、日本の領海内にいるときは20歳未満禁止ですかね。ちなみに「SEONG HEE」は韓国船籍なので…日本領海内だと…法律はよく分かりません。
    • 3Fには広い多目的ホールLAONがあります。特に何かイベントをやっていた様子はなく、休憩スペースに使われていました。
    • 船内は韓国に多い金属の光沢あるデザインが多いです。壁が鏡のように反射したり、白い眩しいライトだったりします。
    • 階段のある中央部には釜関アートギャラリーと呼ばれるギャラリーがあり、落ち着いた雰囲気になています。
    • そのほかの場所でも、下関と釜山の昔の写真が展示されていたりします。
    • 歴代の関釜フェリーの写真も。最初の頃は阪九フェリーからの中古船ですね。
    • 進水式で使った斧も展示されています。2001年ですね。
    • 乗船したのは18:40頃。出港は19:45と1時間ほどあります。19時過ぎに外に出てもまだ明るい黄昏時の綺麗な空です。
    • 本船のファンネルマークは会社のマークではなく船名が入ったマークになっています。会社で唯一の船ですが珍しいです。
    • ファンネルの後ろに不自然に幅広く設置された2等客室があります。他の2当客室とデッキが違い、部屋への出入りも半分外の通路を通る不自然な作りです。船内にあった模型で気づきましたが、この場所は後で増設された客室のようです。
    • デッキの上に増設しているのでデッキの手すりと客室が通れないほど狭くなっている場所も。
    • 船尾は作業スペースの手前まで行くことができます。ランプウェイがあるためか、船尾灯が船尾ではなく少し手前のデッキの真ん中にあります。これも珍しいように思います。
    • 本船の特徴は前方が見渡せる場所にも行くことができるデッキです。国内発着の大型フェリーでは今では唯一ではないかと思います。2Fのデッキから、ブリッジ下に階段を登ることで行くことができます。この2Fのデッキでも前方が見えるデッキに出ることもできます。
    • こんな感じで曲線を描いた前方のデッキがあります。
    • 右舷側のランプウェイが少し視界を遮りますが、窓無しで見渡せる前方の景色は最高です。
    • 19:45、出港の時間になり、航海灯にもあかりが灯りました。
    • 定刻に静かに離岸を開始しました。下関港は関門海峡の中にあるので、離岸するとすぐに関門航路の中に合流する形になります。航路を航行する船を見ながらタイミングよく合流していきます。まるで高速道路の合流のようです。
    • 関門航路に入って両側に陸地が迫った狭い場所をカーブしながら玄界灘に向かいます。前方には北九州の明るい夜景が見えています。
      出港して1時間ほどで携帯電話の電波は圏外になりました。対馬が近くなった時は若干電波がはいるようですが、日本の電波とはさようならになります。次に電波が入った時は韓国の電波ですのでローミングをするかなどの設定を事前にしておかないといけません。九州に近い21時頃〜22時半ぐらいは少し揺れがあるのに気づく状態でしたが、その後は全く揺れのないゆっくりとした航海でした。韓国までの距離が近いので12ノットほどのゆっくりとした速度で釜山を目指します。