
- 2005年1月「きそ」(関門海峡)
2005年の年明け早々に太平洋フェリー「きそ」が三菱重工業下関で引き渡され、関門海峡を通過し回航されていきました。後ろにいるのは下関〜青島を運航していた「ゆうとぴあ」です。
- 2005年1月「ありあけ」(那覇港)
東京〜志布志〜那覇航路にはマルエーフェリー「ありあけ」が就航していました。船尾まで船体が高い独特のスタイルをしています。
「ありあけ」は残念なことに4年後の2009年に熊野灘での事故により廃船となってしまいます。人的被害はありませんでしたが、近年の国内フェリーで最大の事故になってしまいました。東京〜志布志〜那覇航路も2014年に廃止になります。
- 2005年1月「わかなつおきなわ」(那覇港)
当時はまだ琉球海運が旅客扱いをしていて、琉球海運最後の貨客船「わかなつおきなわ」が、沖縄と博多航路、鹿児島航路を運航していました。この頃、那覇には、鹿児島、志布志、博多、大阪、神戸、名古屋、東京など日本各地から航路がありました。
- 2005年3月「すずらん」(関門海峡)
新日本海フェリー「すずらん」(初代:1995年〜2012年)がドックを終えて、関門海峡を西航していきました。本船は引退後、2018年現在「はくおう」となって主に自衛隊輸送に従事しています。
- 2005年5月「さんふらわあこばると」(松山観光港)
春の瀬戸内海では霧がよく発生します。この日は、晴れていますが松山港沖で濃霧が発生し、早朝に入港する各船が入港できずに沖で待機になりました。沖ではまだ霧が出ていましたが、岸壁付近の霧がはれたタイミングで「さんふらわあこばると」は入港してきました。霧の中から突然大きな船体が見えました。時刻は8時過ぎ、1時間以上遅れての入港です。
- 2005年8月「FERRY NADESHIKO No.1」(長崎港)
この頃までは、長崎港に多くの中古フェリーが売船を待っていました。この場所にも船名を変えた2隻が。右側のフェリーには「のうみ」の字がありますので、広島のフェリーでしょうか。