〜船を眺める〜
中国への玄関口「仁川港(フェリーターミナル)」
韓国
  • 韓国の首都ソウルの港町となる隣の仁川市。仁川港からは、中国への国際フェリーや韓国南部の済州島への航路などが多く発着しています。今回は、この多くが発着している第1国際旅客ターミナルと、国内便の沿岸旅客ターミナルを紹介します。これ以外にも閘門の内側(詳しくはこちら)の第2国際旅客ターミナルもあります。これらの航路に就航している大型フェリーの多くは元は日本国内の航路に就航していたフェリーです。
    仁川港へのアクセスは、ソウル中心部も通っているKORAIL京仁線(地下鉄1号線)で行くことができます。電車の数も多く、頻繁にありますので時刻表を気にする必要はありません。郊外に出てからが長く1時間ほどかかり、終点1つ手前の東仁川駅で下車します。月尾公園の紹介で出てきた仁川駅よりも大きい駅です。
  • 駅前にあるマクドナルド(駅前の道路を地下道(地下商店街)で渡る)の前にあるバス停から、ターミナル行きのバスが出ています。バスの頻度は高く、あまり待た無くてもいいかと思います。ここから12番や24番バスで第1国際旅客ターミナルまで行くことができます。このときは、12番バスを利用しました。バスは少し遠回りをしながら行くので、時間のないときはタクシーを使うと時間短縮は出来るかと思います。
  • このバスでも韓国版SuicaのようなT-moneyが使用できるので小銭を用意する必要がなく楽です。
  • 第1国際旅客ターミナルです。新しめの建物で日本のフェリーターミナルよりもしっかりとした作りに見えます。
  • 第1国際旅客ターミナルの1Fです。各フェリー会社の窓口のほかに、両替所や簡単な店があります。両替所は、中国元やUSドル、韓国ウォンの交換で、日本航路がないこの場所では日本円の扱いはないようでした。
  • 各フェリー会社の窓口です。
  • ターミナルから海側の展望はよくありません。しかし、ターミナルに入って左側に隣接している立体駐車場の上に出ると、岸壁がよく見えます。
    ターミナルの上の階の通路から非常ドアのような場所を通ると屋上に出れるようでしたが、出ていいのか分からなかったので今回は行っていません。
  • 立体駐車場屋上からの景色
  • ターミナルにあった航空写真です。写真右側にある大きな建物が第1国際旅客ターミナル。そこから付きだした埠頭に左右2隻づつ4バースあるようでした。上側のバースの1つは沿岸旅客ターミナルの国内便(済州島行き)で使用しています。
  • 第1国際旅客ターミナルに隣接しているのが国内便の沿岸旅客ターミナルです。
  • ターミナルは3階建で、旅客が行くような場所は1Fにあります。
  • 1Fには各航路のカウンターや待合室があり、小さな店もあります。
  • 1Fには簡単に食事できる場所もあります。
  • 階段の踊場にあった済州島行のフェリーの写真。元鹿児島〜沖縄航路の船です。
  • 沿岸旅客ターミナルに隣接する塔のようになった場所があります。この場所の2Fはカフェのようになっていて、最上階は無料の簡単な展望台のようになっています。
  • 沿岸旅客ターミナルでは、フェリーが見えにくいですが、ここからだと済州島行きのフェリーもよく見えます。
  • 目の前は漁船や小さな船がところ狭しと並んでいます。

    同じ仁川港の月尾公園(アジア唯一の関門を眺められる)はこちらをご覧ください。

  • 「HUADONG PEARL VI」元阪九フェリーの「ニューせと」(新門司〜神戸・泉大津)です。中国の石島への航路に就航。

  • 中国の丹東への航路「ORIENTAL PEARL 6」元有村産業(名古屋〜大阪〜沖縄〜台湾航路)の「クルーズフェリー飛龍」

  • 岸壁に可動橋はなく、大型の浮桟橋と接続しています。干満の差が大きいからかもしれません。

  • 韓国国内の済州島航路に就航している「OHAMANA」、元マルエーフェリー(大島運輸)の「フェリーあけぼの」(鹿児島〜奄美〜沖縄)です。ターミナルの階段からはこのような窓ガラス越しになります。

  • 「OHAMANA」少し離れた公園の塔から。