フェリーさんふらわあ「さんふらわあ ごーるど」乗船記

大分港神戸港(六甲アイランド)
乗船時期:
  • 2015年9月のシルバーウイークに九州の大分港から神戸港までフェリーさんふらわあ「さんふらわあ ごーるど」に乗船しました。
    大分県と関西を瀬戸内海で結ぶ中九州航路は、四国への寄港を廃止して直行便のみになりましたが、旅客の多い航路で、この日もシルバーウイークで満席でした。大分港・神戸六甲のこの航路はフェリーさんふらわあの前身となるダイヤモンドフェリーが運航していた航路です。
  • 夕暮れに西大分港のフェリーターミナルに到着しました。大分市内から公共交通機関で移動する場合は、路線バスとJR西大分駅から徒歩の方法があります。
  • 大分港のターミナルは1階がチケットカウンターですが、狭いためシルバーウイークのこの日は外にまで行列ができていました。あまりに混雑してこの日は手続きまでに40分待ち。各地のフェリーターミナルで乗船手続きをしましたが、ここまで混雑し待ち時間の長い手続きは今回が初めてでした。インターネット予約で入力していても窓口で各項目書くような手続きで時間がかかっているようでした。

    西大分港フェリーターミナルについての詳細はこちらをご覧ください
  • 大分港での乗船口は旧ダイヤモンドフェリーの乗船口の位置に合わせているためなのか、乗船口が船首側にあります。乗船して、中央寄りにあるエントランスまで通路を歩きます。
    最近就航した船にあるような広いエントランスはありませんが、案内所があり航路や現在位置を表示したパネルが迎えてくれます。写真では乗船日が2016年になっていますが、実際は2015年です(翌朝には2015に戻ってました)
  • 「さんふらわあ ごーるど」の船内図。
    船内は車両甲板を含め7層になっていて、客室は5〜7階の3層です。展望浴室以外のパブリックスペースは5階に集まっています。7階は客室に専用バルコニーがあるデラックスのみのエリアです。
    船内は、右舷側(青)、左舷側(赤)、中央(緑)の3つに分けて色が塗り分けられています。この図の緑色は中央エリアを示しています。自分の客室に帰るときに迷いにくい作りで、大変便利です。
  • 吹き抜けのエントランス
  • 売店は、通路からもガラス張りでカーペットのデザインも統一されていて開放感がありました。
    おみやげや飲み物など簡単なものを購入できます。
  • 今回は利用しませんでしたが、広いレストランがあります。
  • パブリックスペースの営業時間。
    入港時間が早いので朝は5時過ぎから営業しています。
    日の出時刻も書かれていますので、洋上の朝日を見るのにも参考にどうぞ。
  • 今回乗船した客室は、1名個室の「スタンダード」。2段ベッドの上段が折りたたまれていて、2名部屋としても使える部屋です。
    独立して調整できるエコンもあり便利です。全室がメインとなる通路に面した形で設置されている(枝分かれした通路でない)ため、廊下の音が客室に聞こえやすい印象がありました。本船は1名部屋が多く作られ始めた頃の建造船です。
    シルバーウイークで満室ということもあり、家族連れが別れてこの個室に泊まっている方もいるようでした。
  • 5階の案内所横には授乳室が併設されたキッズルームがありました。
    相部屋であっても子供連れ専用のファミリールームを設けるなど、子供連れへのサービスも多くやっているようでした。

    ご妊娠中のお客様、小さなお子様をお連れのお客様へ(フェリーさんふらわあ)
  • フェリーさんふらわあでは、ペット連れの乗客にも力を入れていて、ペットルームのほか、ペットと一緒に泊まれる専用の客室なども設けています。

    「さんふらわあ ごーるど」の船内の詳細については、こちらもご覧ください。
  • 本船のデッキは広いですが、海中転落防止のためか、後部デッキでは船の端まで出られる場所がなく、海を見下ろすことができません。
    写真のように数m手前までで写真撮影には少し不便です。
  • 後部のデッキは海を見下ろせるところがありませんが、右舷側前方の下船口近くの展望デッキに行けば眺めることができます。
    離着岸を眺めるのにはこちらがおすすめです。
  • 展望デッキです。
  • シルバーウイークで車両も多く、積み込みに時間がかかって約10分遅れで大分を出港しました。
    大分では南の方向に工業地帯の工場夜景が遠目に見えます。
    この日はよく晴れていて、星が綺麗でした。
  • 時間がぐっと進んで、翌朝。
    目が覚めると、もう明石海峡大橋を通過していました。時刻は5時50分。もうすぐ日の出です。
    デッキの上にはこのようなしっかりしたベンチが設置されていて、ゆっくり座ることができます。
  • 左側には神戸がうっすら見えてきました。
  • 日の出が近く、前方がオレンジ色になってきました。
  • この仕切られた専用バルコニーがあるのがデラックスの客室です。
    年数回運航される昼間のクルーズでは人気になりそうですね。
  • 右前方から太陽が姿を現しました。
  • 神戸沖には停泊している大型貨物船が多くいます。その合間を縫うように神戸港に向かいます。
  • 神戸港に向けて左へ何度か舵を切ります。
    デッキには下船の準備ができた人がちらほらと出てきています。
  • 神戸港への入港では、港に入ると六甲山に向かうかのように北上します。好きな入港シーンの1つです。
  • 神戸港六甲アイランドのフェリーターミナルです。
    隣に阪九フェリー、オレンジフェリーのターミナルがあります。
  • 後ろの貨物船の岸壁にはよく自動車運搬船も入港しています。
  • ぐるっと反時計回りに向きを変えて、バックで着岸します。